2025年1月21日8:00
PAX Italiaは、キャッシュレス化が進むイタリアにおいてAndroidの決済端末をリードする1社だ。同社のイタリアでのサービスの現状について、「Il Salone dei Pagamenti 2024」において同国でのビジネスを統括するPAX Italiaの共同創設者兼ゼネラルマネージャー Andrea Zucchiatti氏に話を聞いた。
Android端末の導入が進む
小規模店舗向けの提案強化
PAXはイタリアにおいて、レガシーな端末の販売でビジネスをスタートしたが、その後Android端末の販売を開始、2020年に同じくらいの数の売り上げになったという。「今年はAndroid端末の方が多く売れました」(Zucchiatti氏)。現在は60%がAndroidで、2025年から2026年にはすべての端末を低価格のAndroidに切り替える計画があるという。
Zucchiatti氏は「伝統的なポータブルデバイスに対して、私たちは伝統的な提案に加え、他の付加価値のアプローチも考えています」と話す。
現在は中堅や大手だけではなく、小規模店舗の小売業への展開を強化している。Zucchiatti氏は「トラディショナルの小さいPOSをAndroidに変えていきたいです」と意気込みを見せる。
Androidベースのシステムでは、決済に加え、アプリを通してさまざまな機能を使用可能だ。なお、PAXでは端末管理システム(TMS)に、アプリケーション管理機能、位置情報機能などの付加価値を組み合わせた決済ビジネス向けのクラウドサービスである「MAXSTORE」を提供している。端末の診断に関するアプリケーションを提供するなど、店舗支援にも力を入れる。
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