2025年3月25日8:10
USEN&U-NEXT GROUPのUSENとNTTデータは、独自開発の専用ハードウェアとソフトウェア一体型の高機能な飲食店向けPOSレジ「USENレジ」を共同開発し、2025年3月24日から販売を本格開始すると発表した。インバウンド接客の需要に応え、多言語対応のモバイルオーダーとテーブルオーダーは、POSレジから分離した独立構成で単体導入も可能。USENが60年以上にわたり店舗経営の課題解決を通じて培ってきた知見と、NTTデータの情報処理をはじめとした技術力を融合し、飲食店の業務効率化に貢献する。

飲食業界向けPOSレジの知見と
システム開発・運用のノウハウを融合
USENは店舗DX推進の柱として、2015年3月から、民生タブレットを活用した「USENレジ シリーズ」を展開し、約3万件(2025年3月1日現在)の飲食店に導入され、飲食店向け有料POSレジ市場では業界最大級の規模に成長しているという。人手不足が深刻化する飲食業界で、店舗DXのニーズが一段と高まっている。販売開始から10年目を迎えた今、POSレジに求められる利便性や機能性など多くの知見が蓄積され、それらをバックボーンに新製品の開発を企画した。
NTTデータは、国内外における多くのミッションクリティカルシステムの開発・運用をはじめ、ITを活用した顧客の事業変革、業界横断での新しい社会価値創出を支援してきた。さらに、流通・小売業界では、POS、決済などリアル店舗での接客に欠かせない仕組みについて、消費者の行動変容や省人化ニーズを合わせた、新サービスや新製品の開発や提供の実績を積み重ねている。
両社の強みが融合した「USEN レジ」の共同開発について、USENのDX事業部長、飯塚雄亮氏は「当社は10年間、飲食店をメーンにPOSレジを販売してきた経験や知見というアセットがあります。小売業種の領域でPOSレジの開発、保守などの知見があるNTTデータに対し、『こういう機能のPOSレジを作りたい』という想いをお伝えし、形にしていただきました」と振り返る。
一方、NTTデータ第二インダストリ統括事業本部流通・小売事業部事業部長の龍神巧氏は「NTTデータとして、今回のような、飲食業界向けに店舗DXの連携を組むという座組は初めての経験だと思います。これまで流通業向けのシステム開発に培ったノウハウや、きちっとシステムを作り上げる力を提供させていただき、USENと一緒にこの事業を進めていきたいです」と意欲を表明した。
飲食店の過酷な環境でも堅牢性を保持、
高耐久・高スペックを実現
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