2025年4月11日8:06
三菱総合研究所(MRI)は、2025年2月17~28日の間、山梨県都留市、アイネスとともに、AI自動音声応答による乗車予約が可能なオンデマンド交通「AI(あい)つる~と」の実証運行を実施した。この結果、95%以上の予約がAI自動音声応答で正常に完了し、7割以上の利用者が「大変満足」「満足」と回答したそうだ。
地域公共交通は住民生活や地域経済の基盤であり、地域活性化においても重要な役割を果たしています。しかし、日本の特に地方部では、人口減少や自家用車の普及などによる輸送需要の減少、担い手不足といった課題に直面している。こうした中、持続性確保と利便性向上に活用すべき新技術・デジタル技術として、「AIオンデマンド交通」「AI自動音声応答」「キャッシュレス決済」などが注目されている。
MRIは都留市、アイネスと2024年8月に締結した「デジタル社会の実現に向けた包括連携協定」による事業化案の第1弾として、アプリではなく電話による予約を可能とすることで高齢者層の利便性向上を図るAIオンデマンド交通「AI(あい)つる~と」の実証運行を実施した。

都留市では2023年11月、専用アプリを使って予約するオンデマンド交通の実証運行を実施し、利用者から評価を得た一方で、「専用アプリの使い方が分からない」といった声や、予約受付のオペレーションコストの負荷が課題となっていた。
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