2025年4月16日8:20
中国のFeitian Technologiesは、日本の飛天ジャパンと連携して「リテールテックJAPAN2025」に出展した。Feitianは、認証やセキュリティ分野でも強みを持つが、期2020年以降、決済端末を提供しており、日本をはじめ、グローバルで実績がある。飛天ジャパンは、新製品として、業務用端末としても利用できるオールインワン決済端末「F310」、および円形のスタイリッシュなデザインが特徴のスマート決済端末「F360」の2種類をリリースする予定だ(参考記事)。
「F310」「F360」を発売へ
認証やセキュリティで強み
2025年3月に開催された「リテールテックJAPAN2025」では、Feitian Technologies と飛天ジャパンが通路を挟んで向かい合って出展。2つの製品を注力して展示していた。
飛天ジャパン 代表取締役 李 戦海氏は「『F310』はオールインワン端末で、アクセサリーをつければ多機能で利用できます。例えば、ハンディターミナル、プリンター、指紋センサーなど、アクセサリをつけると一台でさまざまな使い方ができ、お客様ニーズを満たせると考えています。『F360』は世界三大デザイン賞であるドイツの「レッドドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)」を受賞した製品で、機能も充実しています。特にゲームセンターやコインランドリーなど、省人化のための決済端末として利用されると考えています」と説明する。
今回はFeitian Technologies 副社長(国際ビジネスBUおよびスマートカードBU担当)YanYan氏に同社端末の強みや日本市場への期待について説明してもらった。
――これまでの端末の導入実績について聞きたい。
Yan:Feitian Technologiesの本社は中国にありますが全世界で提供しており、日本市場は飛天ジャパンがパートナーとして古くから展開しています。主な事業としてはセキュリティのカード、認証システムなどです。2020年から決済端末の販売に注力しており、リテールテックJAPANでの訴求を含めて日本市場に端末を拡販する計画があります。
日本やそれ以外の市場でも、決済端末を製造する競合相手はいます。日本市場に端末を投入する理由は2つあり、1つは“スマート”です。これからの決済端末はスマート技術を使って機能が進化します。もう1つは“認証”です。例えば、支払いの際に、生体認証を含めて認証と決済が必要になる可能性があります。認証に関して、Feitianは古くからノウハウを持っていますので、まさにこの分野に参入するアドバンテージであると考えています。
実績としては2020年のスタート以来、すでに3,000万米ドルの実績があります。米国、欧州、アジアなど全世界にお客様がおり、今年は2倍にする計画があります。
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