PAXの決済端末事業はグローバルに拡大、日本市場での経験も製品開発や品質向上につながる

2025年4月23日8:00

PAX Global Technology Limitedは、決済業界で急速に成長しているサプライヤーの1つだ。同社は120カ国以上で1億台の決済端末を導入している。今回は端末ベンダーとしての立ち位置や成長、日本市場の評価、次世代端末の構想、今後の展開について、 Chief Financial Officer のEthan Cheung氏に話を聞いた。

PAX Global Technology Chief Financial Officer のEthan Cheung氏

世界トップ3に位置
グローバル市場で成長

――端末ベンダーとして成長されていますが、市場の立ち位置について聞きたい。
Ethan Cheung:私たちは現在、世界のトップ3に位置していると思います。10年前に香港市場に上場し、中国ブランドから成長を遂げ、今では世界的に認知されるブランドの1つとなりました。私たちは、現在世界で最も優れたPOS決済端末の提供企業の1つであることを誇りに思っています。

私たちは現在、120カ国以上で事業を展開しています。米国市場、ヨーロッパ市場に加え、もちろん日本市場も常に私たちはフォーカスしています。

1つ目は、COVID19(新型コロナウィルス)の後はキャッシュレスの要望が増えて、キャッシュレス社会は長期的に戻せません。これは、一方向への傾向です。私たちはこの傾向を踏まえ、皆様に持続可能なキャッシュレス社会を提供しようとしています。 また、多くの統計データも持っています。もう1つ成長するポイントとして、決済端末は昔の伝統的なLinuxの端末からスマートPOS、さらにAndroid端末への移行という新たなトレンドへ進んでいます。

それは、モバイルフォンと似ています。10年前、私たちは皆、伝統的な携帯電話を使っていたと思いますが、今では皆スマートフォンを使用しています。このトレンドは現在進行中で、3〜5年の間に、アメリカでもヨーロッパでも広がっています。

今後5年間で№1になるデータも
日本市場の経験はグローバルでも重要

――貴社の決済端末の成長に関してどのように考えられているか?
Ethan Cheung:通常、先進技術はアメリカとヨーロッパで生まれ、その後、トレンドは世界へと広がります。弊社のアメリカやヨーロッパの経験が、世界に貢献すると考えています。我々は自社の強みを伸ばすことに力を入れています。

いくつかの調査によれば、今後5年間でPAXが№1になると予測するデータもあります。あくまでも私の個人的な見解ですが、実現する可能性があると思います。

(スマホを覗き)友達が日本で撮った写真を見ていますが、帰る空港において自動販売機を見つけたとき、コンビニエンスストアで買い物する時に、写真を送ってくれます。私の個人的な楽しみのために、友人たちが私の仕事を覚えていてくれているようです。そして、最も重要なのは、私たちが日本市場で良い仕事をしているということを間接的に示している点です。今や私たちはグローバルブランドです。私はそれが評価であると思っており、良い仕事ができることは素晴らしいことです。

最も重要なのは品質です。私たちは市場でたくさんのことを学び、非常に尊敬するパートナーたちも、より高い製造基準を追求し、イノベーションを行う方法を共有してくれています。

例えば、コンビニエンスストアのプロジェクトでは、製造から設計まで協力しましたが、実際にはさまざまな種類の支払い方法を組み合わせています。以前はカウンターに4、5台のデバイスがあったかもしれませんが、今ではPAXと日本のパートナー様とのコラボレーションを通じて、デバイスを1つにするために一緒に研究開発を行っています。これらの例は、異なるイノベーションを組み合わせ、より良いソリューションをクライアントに提供するために、地元のパートナーと協力する方法を教えてくれました。同時に品質を維持する必要がありますが、日本市場の要求は非常に高く、その後の製品開発につながっています。

――PAX Japanのこれまでの活動について評価してほしい。
Ethan Cheung:まず第一に、彼らが過去数年間にわたって行ってきた努力に対して、心からの感謝の意を表する必要があります。PAX Japanのメンバーはローカライズを図るために努力してきたが、過去5年間、ゼロから始めるために多くの努力を重ねてきました。PAX Japanは日本の巨大な企業ではありませんが、非常に才能があり、情熱を持ったスタッフです。現在の仕事に全力を尽くし、日本のすべてのお客様の期待に応えることができれば、日本市場はもちろん、グローバル市場でも本当に大きな成果を上げられると考えています。

次世代端末の開発は?
R&Dやブランディングに注力

――次世代端末の開発を行っているか?

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