2025年6月3日7:30
GINKAN(ギンカン)の子会社であるUnlock Lab Ltdグループが運営する、決済データをデジタル資産に変えるWeb3ライフスタイルアプリ「SyFu」は、KDDIと連携して発行した「SyFu × KDDI」コラボMANEKINEKO(NFT)のセールが、2025年5月13日、開始から1分で450個を完売し、最終的な申込総額が1,600万円(110,000 USD)を突破したと発表した。

デジタル資産としての消費体験”を体現したコラボNFTセールが反響を得る
同コラボNFTは、SyFuのGameFiエコシステム内で機能し、ユーザーの決済データを活用して成長する育成型NFT「MANEKINEKO」の限定バージョンだ。2003年に発売されたKDDIの初代INFOBARとコラボレーションした同NFTは、INFOBARの象徴的な配色デザインを再現し、MANEKINEKOが小判の代わりにINFOBARを持つ特別仕様となっている。
NISHIKIGOI/ICHIMATSU/BUILDING/ANNINの4シリーズが展開され、NFTはゲーム内でのユーティリティを備え、ユーザーの消費データに基づく育成・報酬獲得に活用されるという。
SyFuは、決済データを活用したDePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)プロジェクトであり、決済データをデジタル資産化するWeb3ライフスタイルアプリだという。ユーザーは、日常生活での支払いや消費行動をゲームのように楽しみながらNFTやトークンを獲得できる。同仕組みによって蓄積された決済データは、個人の消費実績を証明するユニバーサルクレデンシャルとして機能し、DePINを形成するそうだ。
SyFuは、2025年3月のNFTプレセールにおいて45分で2万個を完売し、約67万ドル(約1億円)の販売総額を達成。加えて、国内での特許取得やマネーフォワードMEとの連携、2024年Japan Financial Innovation Awardでの優秀賞受賞などの実績を有しているという。現在は正式リリースに向けたテストβ版を運用中だ。
SyFuはWeb3とリアル経済を融合した新たな消費体験の創出を進めるという。今後メインネットでのオープンβ版公開、NFTマーケットプレイス公開、TGE(トークンジェネレーションイベント)も予定している。
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ペイメントナビ編集部
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