2011年7月21日18:55
マカフィーとインコム・ジャパンは、2011年7月21日、個人向けセキュリティビジネス分野で業務提携すると発表した。今回の提携により、マカフィーの個人向け製品・サービスがインストール可能なプリペイドカードを、インコムのPOSA 技術(POS Activation)を導入した全国の小売店各社で販売するという。
個人向けセキュリティ製品のプリペイドカード販売は、セキュリティ業界のみならずPC ソフトウェア業界として初の試みとなる。これまでの個人向けセキュリティ製品の小売店における販売形態は、CD-ROMやMicroSDなどからソフトをインストールする、パッケージ販売が主流だった。従来の販売形態では、仕入れや在庫リスク、管理負荷といった多くのリスクがあったが、インコムのPOSA 技術を導入することで、プリペイドカードを無在庫の状態で仕入れ、販売が成立した段階でPOSレジにてカードを有効にすることができるようになる。また、販売チャネルもインコムの提供するPOSA 技術を導入している流通各社へと拡大するとともに、紛失や盗難の恐れなく、デザインを生かした積極的な陳列、販売が可能となる。
今後、マカフィーとインコムは、業界初となる個人向けウイルス対策ソフトのPOSA版やウイルス駆除サービスなど、さまざまな個人向けセキュリティ製品・サービスのプリペイドカードを順次提供する予定だ。