2025年12月19日16:07
SP.LINKSは、決済代行サービス「e-SCOTT Smart」のオプションである「e-SCOTT アプリSDKサービス」において、ゲームエンジン「Unity」 への正式対応を開始した。これにより、SP.LINKSはスマホ新法の施行により多様化する決済ニーズに対応し、事業者の選択肢を広げるという。Unityを利用するアプリ事業者は、独自のアプリ内課金をより短期間かつ低コストで実装でき、収益性の向上とユーザー体験(UX)の最適化を両立可能だとしている。

国内では、2024年に成立した「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律(通称:スマホソフトウェア競争促進法/スマホ新法)」が2025年12月18日から全面施行された。これにより、アプリストアや課金システムの選択肢が広がり、事業者は外部課金や独自ストア、アプリ内課金の手数料負担を軽減し、収益性を高めるチャンスが生まれている。こうした市場変化を踏まえ、SP.LINKSはUnityに対応した「e-SCOTT アプリSDKサービス」を提供し、ゲームをはじめとするアプリ事業者が短期間・低コストで新たなアプリ内課金の導線を構築できるよう支援するそうだ。
Unityは、スマートフォン、PC、コンソールなど複数のプラットフォームに対応するゲームエンジンで、ゲームアプリ開発に幅広く利用されている。 Unity対応の「e-SCOTT アプリSDKサービス」 により、Unityを利用するアプリ事業者は、SDKを組み込むことで、SP.LINKSの決済サービス「e-SCOTT Smart」へ容易に接続でき、iOS・Android両OSで独自のアプリ内課金を迅速に実装可能だ。また、国内主要決済手段をひとつのSDKで対応しており、クレジットカードやID決済(アカウント決済)、後払いなど複数の決済方法をまとめて実装可能だという(決済手段は順次拡張予定)。
具体的に、アプリ事業者が自社で決済機能を実装する場合、開発やテストなど多くの工数と時間が必要です。「e-SCOTT アプリSDKサービス」を導入することで、こうした負担を大幅に削減し、短時間で対応可能になるという。
また、これまでのアプリ内課金の高率手数料に依存せず、独自の課金手段を持つことで、手数料の低減が見込め、コスト最適化と価格設計の柔軟性が高まるそうだ。さらに、ゲームの世界観を損なわないUX設計が可能なため、離脱率の低下や課金のコンバージョン率(訪問者やユーザーが実際に課金した割合)の向上が期待できる。
SP.LINKSでは、購入者に決済代行サービスを安心して利用してもらえるように、セキュリティ対策を実施している。PCI DSSなど国際的なセキュリティ基準に準拠した決済環境を提供し、事業者と消費者双方に安心・安全な取引を目指している。














