2011年9月26日19:33
東京海上日動火災保険は、2012年4月から、タブレット型端末などを活用した契約手続き「らくらく手続き」を導入すると発表した。タブレット型端末を活用して契約手続きが完結する仕組みは、損害保険業界で初となる。あわせて、代理店システム『TNet』のマルチデバイス対応を実施する。
今回導入するらくらく手続きは、自動車保険加入時の保険料試算・商品説明・申込みなどをタブレット型端末やパソコンの画面上で行うペーパーレスの契約手続きである。あわせて、保険料のクレジットカード払いの利便性向上のため、インターネット上の専用サイトでクレジットカードの登録を行う仕組みである「電子クレカ手続き」を導入する。また、これまで代理店事務所のパソコンからのアクセスに限定していたTNetについて、タブレット型端末やスマートフォンなどからのアクセスも可能とし、いつでもどこでも加盟店代理店業務が行えるようマルチデバイス対応を実施する。
顧客にとっては、タブレット型端末などの画面に表示される電子申込書や電子パンフレットを読みやすい文字の大きさ・文字数などにすることで、より快適な契約手続きが可能となる。また、電子申込書上の補償内容・特約名称から、電子パンフレットにリンクして商品説明やイラスト、動画などを瞬時に表示することで、顧客にとってスピーディーな契約手続きを実現するという。さらに、電子クレカ手続きの導入により、保険料支払い手続きの簡素化が可能だ。
セキュリティ面では、完全ペーパーレスの契約手続きとすることで、申込書類の紛失・盗難による個人情報漏えいのリスクを極小化できる。また、端末内に顧客情報を保存しないため、万が一端末が紛失・盗難にあった場合でも個人情報の漏えいは発生しないという。