2026年10月23日8:10(JST)
【日本】「Money20/20 USA」では、2026年10月20日に「スタートアップ・メディア・セッション」を開催した。当日は、Charm Security、Trace Finance、ZeroTier、Fuse、Bleeが参加し、各社の強みを紹介した。同セッションには創業者、投資家、ジャーナリストが集結し、金融エコシステム全体に変革の新たな波をもたらしている企業にスポットライトが当てられた。金融システム全体で直面している実際の課題を解決するためのソリューションについて紹介した。

「Money20/20は、フィンテック・エコシステムに関わる人々が集い、つながり、協力し合い、未来を形作る場であり続けてきました」と、Money20/20のインベスター&スタートアップ・プログラム責任者であるダリア・カマール氏は述べている。
「今年の『スタートアップ・メディア・セッション』では、決済、融資、コンプライアンス、AIといった分野で革新的なソリューションを構築しているイノベーターたちを紹介します。同時に、創業者、金融機関、投資家、パートナー各社が、金融サービスを変革するアイデアに触れ、交流する機会も提供します。これらの企業は、お金の未来を牽引する独創性と勢いを体現しています」(カマール氏)
受賞を果たしたスタートアップ2社、Charm SecurityとTrace Capitalは、10月18日に開催された「マネー・アワード2026(Money Awards 2026)」で発表された。両社は、金融業界が直面する喫緊の課題に対処し、金融サービスの未来を加速させる革新的なソリューションを開発した点が評価されたという。
「Money Awards 2026」スタートアップ・アーリーステージ部門のグランプリ受賞者であるCharm Securityの共同創業者兼CEOであるロイ・ズール(Roy Zur)氏は「Money20/20でグランプリを獲得できたことは、金融機関が進むべき方向性――すなわち、単に不正を検知するだけでなく、結果を左右するような具体的な対策を講じるという転換――が正しいことを強力に裏付けるものです。現代の詐欺や不正行為は、システムだけでなく『人間』を標的にしています。これらを阻止するには、脅威そのものに加え、その背後にある人間の行動、そしてその瞬間にどのような介入が実際に効果的かを見極める必要があります。だからこそ私たちは、不正対策の専門知識と行動科学を融合させた『エージェンティックAIワークフォース(自律型AI労働力)』を構築しています。これにより、金融機関は顧客や会員を守り、これまで不可能だった規模で不正問題に対処できるようになります」と述べている。
また、Money20/20 USA 2026で開催されたスタートアップ・ピッチ・コンペティションでは、ZeroTierが優勝を果たしました。ZeroTierの最高商務責任者(CCO)であるロバート・スティーブンソン(Robert Stevenson)氏は「フィンテック界の『スーパーボウル』とも言えるMoney20/20 USAのスタートアップ・ピッチ・コンペティションで、金融業界の素晴らしいイノベーターたちを抑えて優勝できたことを大変光栄に思います。今回の受賞は、量子技術の脅威から金融システムやデータを守ることが現代の最優先課題の一つとなる中で、『量子セキュア・ネットワーキング』がいかに重要であるかを浮き彫りにしました。私たちは、安全な金融コネクティビティの未来を形作る一助となれることを心から楽しみにしています」と語った。
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