2011年10月25日8:34
NTTデータは、ベトナムのサイゴン・インベストメント・グループ(SGIグループ)の1社であるVietUnion Online Services Corporation(VietUnion:ベトユニオン社)と2011年10月11日にVietUnion社の株式40%を取得する資本提携を実施したと発表した。
NTTデータは、同提携を通じてベトナムでのカード&ペイメント事業の足掛かりを獲得。CAFISなどで培ってきたカード&ペイメント分野のソリューションやノウハウと、SGIグループの強みである顧客基盤や決済サービスのインフラを相互活用して、成長するベトナム市場において、各種決済サービスを提供する。
NTTデータグループは、中期経営計画において、2013年3月期に海外売上高3,000億円、海外売上高比率20%を目標とし、海外での事業拡大に積極的に取り組んでいる。カード&ペイメント分野でも、成長が見込まれるAPAC地域を中心に積極的な事業拡大を展開。現在、ベトナムでは中央政府、中央銀行を中心にノンキャッシュペイメントの制度整備、普及のための政策推進、必要なインフラ作りが進められており、多方面において決済ネットワークやシステムの整備・拡大が計画され、カード&ペイメント事業における成長市場となっている。
VietUnion社は、ベトナムで公共料金などの各種支払事業を提供する独立系事業者であり、プリペイド型ネット電子決済サービスのユーザ数ではトップシェアを獲得している。同社では今後、Web上のオンライン決済に加え、公共料金・公共サービスの収納、ショッピングの支払決済事業を推進していくという。
NTTデータは、ベトナムにおけるカード&ペイメント事業の足掛かりを築き、公共料金・公共サービスの収納システムやカード決済システム基盤の整備等、ベトナムおよびAPAC地域での事業拡大を目指すため、今回VietUnion社との資本提携を行うこととなった。