2024年5月28日11:00
NTTデータは、マレーシアの決済サービスプロバイダーの1社であり、決済端末を通じた各種サービスを提供するGHL Systems Berhadの発行済み株式の58.7%を、2024年5月27日に同社大株主より譲り受けることで合意した。今後、マレーシア証券取引所を通じて、その他既存株主に対しても公開買い付けを提案していく予定だ。
NTTデータでは、マレーシアをはじめ、フィリピン、タイなどのASEAN地域で、48万台以上の決済端末を設置し、各種決済サービスを提供する同社を子会社化するとともに、NTTデータがペイメント分野で保有するサービスやノウハウを組み合わせることで、両社が展開する各国において、消費者にとってより便利で安心なキャッシュレス社会の実現につなげるそうだ。またマレーシア国内では、Eコマースへの決済サービスで強みを持つ既存子会社のiPay88 Malaysiaとともに、加盟店店頭、Eコマースにおけるオムニチャネルへの対応を強化していく。
NTTデータは、日本国内で約40年にわたりペイメントプラットフォーム「CAFIS」を運営、決済端末「CAFIS Arch」やさまざまな付加価値サービスの提供を通じて、加盟店、金融機関へのサービス強化に努めてきたそうだ。また、2011年より、ベトナムVietUnion Online Services Corporation(Payoo)、マレーシアiPay88 Malaysia、インドNTTDATA Payment Services Indiaにて事業を行っている。
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