2012年3月6日20:04
ポケットカードと日本オラクルは、ポケットカードがオラクルのビジネス・インテリジェンス(BI)製品「Oracle Business Intelligence 11g」による新BI システムを構築し、稼働開始したと発表した。
ポケットカードは、会員数は全国で約500 万人に上る。ファミマクレジットとの事業統合を控え、創立30 周年を迎える2012年は、これまで蓄積することが中心で十分に活用が進んでいなかったさまざまなデータを全社的に活用し、新商品の開発や顧客サービスの向上などビジネスに役立てるため、BI システムの刷新を決定した。
ポケットカードが以前に導入していた旧BI システムは、技術的な専門知識を必要とするため習熟に多くの手間と時間がかかり、業務部門による積極的活用が促進されないことが課題となっていた。新BI システムでは、全社で統合された共通のデータをユーザーフレンドリーな操作のしやすい画面で利用可能なため、業務部門のユーザーが自ら必要な情報を適宜収集し、業務に応じて情報活用することができ、ユーザー視点でのデータ分析による顧客サービスの改善やスピーディーな状況把握に基づく機動的な意思決定の実現など、BI システムの積極的活用によるさまざまな成果が期待できるという。
ポケットカードでは、Oracle Business Intelligence 11gが、情報の可視化だけでなく企業のPDCA(Plan Do Check Action)の最適化に必要な機能を提供できる点や、テラバイト単位のデータに対する集中的なデータアクセスや分析処理が可能で、かつデータの増大量に合わせたシステムの拡張性を高く評価した結果、採用を決定した。