2012年10月5日8:30

安心・便利なクレジットカード決済に向けて
「ペイメントカード・セキュリティフォーラム」

クレジットカードは、リアル加盟店やEC加盟店における支払い手段として定着しています。クレジットカードには、1枚のカードを利用して世界中で買い物ができる“利便性”がある一方でセキュリティが重要となります。

2011年以降もEC加盟店を中心に、加盟店のデータベースからカード情報が漏えいする事件が継続して起こっています。日本クレジット協会では、「日本におけるクレジットカード情報管理強化に向けた実行計画」を発表し、ペイメントカード情報のセキュリティ基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)もしくはカード会員情報非保持を勧めています。また、EC決済時の対策として、3-Dセキュアやセキュリティコード等を活用し本人認証を強化する「インターネット上での取引時における本人なりすましによる不正使用防止のためのガイドライン」も発表しました。

さらに最近では、EMV(接触ICカード)を利用したクレジットカード決済の浸透が進み、スマートフォンを活用した決済が普及することにより、リアル店舗のセキュリティ対策にも関心が集まっています。

そこで、ペイメントナビ編集部およびペイメントワールド編集部では、「ペイメントカード・セキュリティフォーラム」を開催し、加盟店やサービスプロバイダ、決済端末事業者のセキュリティ意識の向上を目指します。

今回は、ヤフー、日本オンラインゲーム協会、東武百貨店、ヨドバシカメラといった大手企業・団体が講演を行います。また、基調講演としてビザ・ワールドワイドにグローバルな不正の動向やセキュリティ戦略、ならびにリスクベースの認証など新しい手法についてお話しいただきます。

今回のセミナーにより、リアル加盟店およびEC加盟店のセキュリティ強化につながれば幸いです。

開催日時 2012年11月15日(木) 9:55~17:20(開場9時30分を予定)
開催場所 渋谷TKPカンファレンスセンター 4F会議室
※JR渋谷駅(東口)より徒歩3分
東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線渋谷駅(15番出口)より徒歩2分
東急東横線、田園都市線渋谷駅(15番出口)より徒歩2分
京王井の頭線渋谷駅(中央口)より 徒歩6分
開催テーマ 安心・便利なクレジットカード決済に向けて
「ペイメントカード・セキュリティフォーラム」
参加対象者 クレジットカード加盟店、サービスプロバイダ(決済代行事業者やカード会社などカード会員情報を保持している事業者)、POS・端末ベンダー
※SIer、コンサルティング、QSA/ASV、不正検知システムなどを提供する企業は参加の対象となりません。また、カード会員情報を保持している企業であってもカード決済のセキュリティサービス、コンサルティングサービスを実施している企業については参加の対象外とさせていただきます。
主 催 株式会社TIプランニング
協 賛 ●キヤノンマーケティングジャパン株式会社
●株式会社スマートリンクネットワーク
●タレスジャパン株式会社
●株式会社ディアイティ
協 力 ●ペイメントナビ編集部(カード情報ポータルサイト)
●ペイメントワールド編集部(PCI DSS・カードセキュリティ情報サイト)
参加費用 無料(参加には事前登録が必要です
定 員 160名(定員に達したため、お申し込みを締め切りました。たくさんのお申込み、ありがとうございました)
※来場者には、テキスト、書籍「カードセキュリティの仕組み」(電子版)等をプレゼントします。
お問い合わせ 株式会社TIプランニング
お問い合わせフォーム

※本申し込みにあたりお預かりしたお客様の個人情報(氏名、住所、電話番号等)は、主催、協賛各社において、今後の営業、マーケティング、各社取り扱い製品またはサービスに関するご案内のために利用させていただく場合があります。なお、ご記入いただきました個人情報につきましては、各企業の個人情報保護ポリシーに則って、適切に扱われます。

 

時間 講演プログラム 講演者
講演内容
9時55分~10時 開会挨拶(ペイメントナビ&ペイメントワールド編集部)
10時~10時40分 Visaのリスクマネージメントとセキュリティ戦略 ビザ・ワールドワイド・ジャパンリスクマネジメント/カントリーリスクダイレクター井原亮二氏
決済ネットワークを提供する事業者であるVisaは、世界中の金融機関や加盟店に対して、具体的にどのような方法で不正を感知し、消費者にとって堅牢な認証サービスを提供していくべきか、統括する立場にあります。今回は、インターネット加盟店に対しての本人認証の推進や、PCI DSS準拠および非保持に向けての取り組みについて説明します。また、グローバルな不正の動向やセキュリティ戦略、ならびにリスクベースの認証など新しい手法についてもご紹介します。
10時40分~11時20分 カード決済システムに対するセキュリティのグローバルトレンド タレス トランスポート&セキュリティ香港リミテッド e-セキュリティ事業部門 リージョナル マーケティング ディレクター ジム イップ(Jim Yip)氏
昨今の日本市場・経済のグローバル化の流れはカード決済市場においても同様で、今後決済システム環境の変化や世界標準のセキュリティ基準の浸透などが加速されるでしょう。当セッションでは、全世界のカード決済トランザクションの約8割の処理を保護しているタレスが、欧米のカード決済システムにおける情報セキュリティの現状と今後の潮流についてお話しいたします。 (本講演では逐次通訳が入る予定です)
11時20分~12時 Yahoo!ウォレットのPCI DSS準拠への取り組みとYahoo! JAPAN IDのセキュリティ対策 ヤフー株式会社 セントラルサービスカンパニー ID決済本部 運用部 運用技術3 リーダー 大河原 央貴氏
ヤフー株式会社セントラルサービスカンパニー ID決済本部 ID決済企画部 企画1 サービスマネージャー 松岡泰三氏
ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」では、ユーザーがオンラインサービスを安全に楽しく利用するために「Yahoo!ウォレット」の決済環境で2008年11月にPCI DSSを取得後、毎年準拠を継続しています。今回の講演では、PCI DSS準拠・維持への取り組み、準拠して良かったこと、PCIDSS基準へ望むことなどを説明します。また、利用者に対しては、「Yahoo! JAPAN ID」を守る一回限り有効なパスワード「ワンタイムパスワード」を導入するなど、セキュリティの強化に取り組んでいます。今回は、Yahoo! JAPAN IDの利用状況、 ログインテーマ(フィッシング対策)、ワンタイムパスワード、OpenID/OAuthへの取り組み、ID活用事例、今後の予定などについて紹介します。
12時~13時 昼食休憩
13時~13時40分 今、ネット決済で本当に必要な機能とは

株式会社スマートリンクネットワーク 取締役 執行役員常務 営業部門長  南 啓二氏

スマートリンクでは、これまで事業者様に対して、安心・安全なカード決済機能をご提供してまいりました。今回は、カード決済におけるカード情報の安全な管理や、ネット販売における不正被害発生状況と対策なとについて実例を交えながらご紹介をさせていただきます。

13時40分~14時20分 JOGAの不正アクセス防止に向けた活動 NHN Japan株式会社 法務・政策室 情報セキュリティチーム マネージャー 増村洋二氏
日本オンラインゲーム協会(JOGA)ではセキュリティに関するワーキンググループを設け、会員企業が提供するオンラインゲームサービスのセキュリティ品質を高めると共にお客様に安心・安全にお楽しみ頂ける環境を提供すべく議論、活動をしています。活動の一環であるカードの不正決済への対応や不正アクセス防止対応のお話をご紹介いたします。
14時20分~15時 通信暗号化の為に必須となる特権IDの管理とアクセス監視の強化及びその自動化 株式会社ディアイティ ネットワークソリューション事業部セキュリティプロダクト担当 部長 梶 一俊氏 (CISSP)
通信の暗号化によるセキュア化に対応することで新たな次元の対応が必要となります。この問題に対応するソリューションが不足している場合運用管理の負荷の増大だけでなくセキュリティーリスクを増大することにもなります。これらを自動化し通信暗号化の際に必要なIDの管理とアクセス監視を行うソリューションに付いてご紹介致します。
15時~15時20分 休憩
15時20分~16時 ICクレジットカード対応と携帯POS導入による売場の状況と変化について 株式会社東武百貨店 情報システム部 マネージャー 井上 直樹氏
東武百貨店では2004年にPOS端末を入れ替えました。この時、新たにICクレジットカードへの対応と、持ち運びの出来る携帯型のPOS端末を導入しました。この二つの取り組みについて、稼働から現在までの状況と、携帯型POS端末では「意図していた使われ方」と「意図していなかった使われ方」、またその効果について説明させて頂きます。
16時~16時40分 PCI PTS対応マルチ決済ハンディターミナルで実現するモバイルPOSソリューション キヤノンマーケティングジャパン株式会社 モバイルソリューション企画部 課長 森田 聡氏
接触ICカードの普及を見越してキヤノンでは長年PCI PEDへの対応を続けています。支払い手段の多様化が進む今、セキュリティの確保は自社だけでなくお客様の信頼を勝ち得るためにも重要なキーワードです。磁気クレジット、ICクレジット、デビット、銀聯、電子マネーとマルチな決済を実現する決済ハンディターミナルと短期間で安価なモバイルPOSシステム導入を実現するPOSパッケージソフト「POS-TABLE」で貴社サービス拡充に貢献致します。
16時40分~17時20分 ヨドバシカメラのカード決済の現状について 株式会社ヨドバシカメラ 常務取締役  高力流一氏
家電量販店のヨドバシカメラでは、クレジットカード、J-Debit、電子マネー、中国銀聯など、さまざまな決済手段が利用可能です。また、POSのICクレジットカード対応やモニタリングの実施など、顧客の利便性向上と安全性確保に力を入れています。今回のフォーラムでは、カード決済の現状について説明します。

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