2012年11月5日9:00
PayPalの2012第3四半期の業績は好調だった。取扱高は前年同期比20%アップで352億ドルを達成。収益も23%の伸びとなった。
口座数は14%増えて1億1,740万件。これらはすべて稼動口座だからすごい。
さて、そのPayPalは、傘下で後払いを推進するビルミーレイターを、スモールビジネスや中堅企業を対象に拡販することになった。
消費者は、99ドル以上購入すれば、6カ月間金利なしで後払いを利用できるようになる。スモールビジネスがこれを導入すれば、コンバージョンレートを上げ、売上げを増やすことができる。
99ドル以上買えば、金利なしの後払いになるため、99ドル以上買おうというインセンティブが消費者に働く。事実、ビルミーレイターを採用したオンラインショップは、最高75%まで売上げを伸ばしている。
ビルミーレイターはこれまで大手のオンラインショップを対象にしてきた。米国オンラインショップのトップ100社のうち、約30%に採用されている。
スモールビジネスに領域を拡大することにより、取扱高を伸ばそうという計画だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。