2013年2月17日9:00
アップルはiTunesからデジタルコンテンツをダウンロードする際、個人の電話番号と住所登録を義務づけている。これに対し、カリフォルニア高等裁判所は、カリフォルニア州法に違反するとしていた。
しかし2月4日、カリフォルニア最高裁判所は、デジタルコンテンツのダウンロードに、個人を特定する情報を要求することは問題ない、という判決を下した。
つまり、カリフォルニア州法にアップルは違反していないという判決となったのだ。これでデジタルコンテンツのオンラインショップは安心して拡販できるようになる。
カリフォルニア州法では、クレジットカードの支払を受付ける条件として、個人を特定する情報を要求してはらなないことになっている。だが、この法律が制定された1971年には、まだデジタルコンテンツという概念がなかった。
時代は変わる。それにあわせて法律も改編しなければならない。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。