2013年8月23日8:00
「安心・安全・スピーディーなEC決済代行サービス」を提供
カード会社とのダイレクト接続による高速レスポンス、独自の「認証アシストサービス」が強み
スマートリンクネットワークは、SONYグループをはじめとした大手企業への導入で業界屈指の実績を誇る。主要なクレジットカード会社とのダイレクト接続による高速処理、不正利用を抑止可能な「認証アシストサービス」により、「安心・安全・スピーディーなEC決済代行サービス」を提供している。
処理スピードは約1秒
大量集中型トランザクションにも余裕のシステムリソースで対応
スマートリンクネットワークは、SONYグループの決済代行事業として1998年に事業を開始。現在は、SONYグループの金融事業を担うソニー銀行の子会社となっており、クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込、電子マネー決済といった多様な決済サービスを提供している。2012年度の取扱金額は約7,000億円。経済産業省調査による消費者向け国内EC市場は約10兆円であり1割弱のシェアとなるが、そのうちクレジットカード決済は約55%と推定しており、この分野では10数%のマーケットシェアがあると考えている。トランザクション件数は3億件超。加盟店数は2万店舗超、導入企業数は約500社となっている。
SONYグループの決済処理を担うなど、大手eコマースサイトへの実績では、決済代行事業者の中でも屈指の実績を誇る。スマートリンクネットワーク 取締役 執行役員常務 営業部門長 南啓二氏は、「昨今は手数料率を気にされる企業様と品質を気にされる企業様に二極化して来ていると感じます。特に品質面を重視される企業様が増えており、そういった企業様には弊社を選択いただくケースが多いです」と自信を見せる。
加盟店からは、「トランザクション集中時の安定処理」、「不正利用抑制」、「リプレイスにより既存システムよりも品質を高めたい」という3つの要望を求められることが多い。
同社の強みとしては、主要なクレジットカード会社とのダイレクト接続により、大量の取引をスピーディーに処理できる点が挙げられる。「処理スピードは約1秒であり、これは他社に比べてもダントツに早い」と南氏は力強く語る。また、システムは万全の冗長化構成により、24時間365日ノンストップで提供しているため、システム停止は2年間でほぼゼロとなっている。
「大手企業様は一定時間に大量のトランザクションが集中しますが、大量集中型トランザクションでも安定処理が可能なようシステムリソースには常に余裕を持って運営しており、基本的にシステム停止はありません」(南氏)
認証アシストサービスで不正利用の抑止につなげる
過去の取引のパターンから不正を検知するシステムも開発
また、同社独自の認証サービスである「認証アシストサービス」を提供し、不正利用の抑止につなげることで、物販やゲームサイト等でのチャージバックリスクの低減に寄与している。また、昨今の不正アクセス被害の報道等を受け、加盟店からの引き合いも増加。加盟店は、認証アシストサービスを利用することで、クレジットカードの利用可否の確認(オーソリゼーション)と同時にカード会社が保有する属性情報との照合による認証が行われる。
認証アシストサービスはネットシッピングのみならず、カタログ・TVショッピングのコールセンターでも活用が可能。認証項目もセキュリティコード、カナ姓名、誕生日、電話番号等の中から加盟店の要望に合わせて選択可能だ。
国際ブランド提供の「3-Dセキュア」の場合、導入後に売り上げが2割落ちるといった事例の報告もあるが、認証アシストサービスの場合は売り上げへの影響はほとんどないそうだ。また、加盟店の満足度も高く、導入後の解約もほぼゼロだという。
さらに、認証アシストサービスを提供する企業に対し、過去の取引パターンをもとに不正利用を抑止する「不正検知アシスト」を今年の秋から提供する予定だ。南氏は、「ただ加盟店数を増やすだけではなく、不正検知アシストのような加盟店のニーズに合ったサービスをハンドメイドでお作りできることが、弊社の強みです」と説明する。
約150カ国の通貨に対応した「外貨決済サービス」を提供
今後も誠実な姿勢でEC決済市場の発展へ貢献
同社では、これまで大手企業を中心にビジネスを展開してきたが、低コストを意識した「e-SCOTT Smart」を開発し、積極的に中小企業の開拓も行っている。株式会社ロックオンの「EC-CUBE」に対応した決済モジュール「e-SCOTT Smart light for EC-CUBE」も8月にリリース。そのほか、多数のASP事業者やECサイト構築企業ともアライアンスを進めている。
海外については、SONY関係の案件を複数抱えており、順次展開していく。すでに約150カ国の通貨に対応した「外貨決済サービス」の提供準備を完了。各クレジットカードブランドとの契約を同社で一本化でき、また、お客様へは外国通貨で決済し、加盟店への振込は円にて支払うことが可能となっている。
同社では今後しばらく、EC決済市場は成長すると予想する。過去、So-netの継続課金への対応など、SONYグループ時代から時代に合った新しい決済に対応してきた実績があるため、「今、イメージできないような新たな決済を今後も作っていきたい」と南氏は意気込みを見せる。
なお、銀行の子会社になった事により資金的な余裕度が増し、ビジネスの展開がしやすくなったそうだ。
「ここ数年、クレジットカード決済のビジネスでは金利が下がった点がプラスに働いたが、今後金利の上昇が予想されるため、その際は弊社の強みをより活かせると考えております」(南氏)
南氏は最後に、「加盟店数や売上規模は重要ですが、それ以上に弊社の企業理念である「誠実であること」「Eコマース市場の健全な発展へ貢献」を意識してサービスを展開しています。今後も高品質で付加価値の高いサービスを提供することにより、加盟店様に安心してご利用いただき、EC市場の発展に貢献していきたいと考えています」と意気込みを語った。
企業名 | 所在地 | HP | |
---|---|---|---|
株式会社スマートリンクネットワーク | 〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビルヂング 西館10階 [TEL] 03-3475-8686 [FAX] 03-3475-6215 |
||
サービス概要 | |||
スマートリンクネットワークは、Eコマースなど非対面取引における決済代行サービス、ネットワークサービスを提供し、2009年度には年間2億件超のデータ処理を取扱うなど、業界トップクラスの実績を誇っています。主要カード会社15社とダイレクトにネットワーク接続を行うことで、他社にはできないスピーディーで安定した処理を行い、更に、独自の認証機能を提供しています。また、PCI DSSなどセキュリティへの取組にも力を入れ、Eコマースの発展に貢献しています。 |