2013年9月26日8:00
伊藤忠食品は、2013年9月11日と12日に「ISC PRESENTATION 2013」を開催した。会場には“超ギフトコーナー”を設置。色とりどりのギフトカードが展示された。
伊藤忠食品は、凸版印刷の「ギフトカード ASP サービス」を利用して食品などさまざまな商品のPOSA(InComm’s Fast Card Point of Sales Activation)型ギフトカードを発行している。また、ギフトカードの他店舗販売を可能とするPOSAについてはインコム・ジャパンと協力して事業を展開している。
同社では、ギフトマーケットの新たな需要創造を図り、食品、外食、サービスなどの分野で消費者の新たなギフトニーズに応えるギフトマーチャンダイジングの取組みを推進している。現在、「ハーゲンダッツギフトカード」、「KIRINギフトカード」、「エノテカワインギフトカード」、「LeTao e-Giftカード」、「dancyu.comカード」、「お取り寄せグルメカード」などを発行。イオンのギフトカードモール「うれしーど」などで販売を行っている。伊藤忠食品 WEB営業本部 ギフトカード事業部 企画営業課 主任 山口暁氏は、「今後は大手コンビニエンスストアなどへも『ハーゲンダッツギフトカード』など導入を進めていきたい」と意気込みを見せる。
また、イトーヨーカドーとイズミヤについては、販売代理店としてPOSAカードの仕組みを導入した。
会場では、コンビニエンスストア、家電量販店、スーパーマーケット、GMS、専門店など、さまざまな店舗で展開されているギフトカードモールの陳列について紹介した。また、産地限定やプレゼント用のオリジナルギフトを紹介。さらに、インコム・ジャパンの協力を得て、海外で販売されている異形状のPOSAカードについても展示した。
国内では、歳暮におけるギフトの消費者調査の結果、歳暮として贈る予定のある商品はカタログギフト、商品券をあわせて9%にとどまっている。しかし、歳暮として贈られると嬉しいものはカタログギフトと商品券が58.4%と第一位だ。そのため、同社ではプリペイドカードのニーズはあると考えており、展開を強化する方針だ。