2013年11月21日8:00
「楽天バーチャルプリペイドカード」で楽天カード会員のネット利用がさらに便利に
購入手数料無料化と楽天スーパーポイントの進呈でさらなる利用拡大を目指す
国内のクレジットカードで顧客満足度№1(※1)の評価を受ける楽天カード。同社では、会員への新たなサービスとしてインターネット決済専用プリペイドカード「楽天バーチャルプリペイドカード」を提供している。楽天カード会員は、同サービスを提供することにより、ニックネームによる決済が可能となり、海外サイトや初めて利用するサイトでも安心して支払いが行える。2013年11月1日からは、購入手数料を無料にするとともに、購入代金に対して「楽天スーパーポイント」の進呈を開始。これにより、さらなる利用者の拡大を目指す。
MasterCardブランドによる国内初の
インターネット専用プリペイドカードサービス
楽天カードは、インターネット専用の「使い切り」型プリペイドカード「楽天バーチャルプリペイドカード」を発行している。楽天バーチャルプリペイドカードは、楽天カード(家族カードを含む)(※2)を利用して、使い切りのプリペイドカードを購入できるサービスとなる。楽天カード会員は、会員専用のオンラインサービス「楽天 e-NAVI」で「楽天バーチャルプリペイドカード」を購入することで、お手持ちの楽天カードの異なるカード番号と有効期限、セキュリティコードを取得できる。この新しく取得したカード番号でインターネットでの買い物などに利用可能だ。
「楽天バーチャルプリペイドカード」は、MasterCardブランドによる国内初のインターネット専用のプリペイドカードサービスとなる。MasterCard加盟店で利用可能なプリペイドカードとなるが、購入自体は楽天カード保有者であればMasterCard、JCB、Visaのいずれのブランドでも購入できるのも特徴だ。
楽天カードでは2013年3月に募集を開始。5月から本格的に会員への告知をスタートした。楽天カード 楽天カード戦略部リーダー 八木達也氏は、「クレジットカードの利用に関して、海外サイトやゲームサイトなどの利用に抵抗があるという声がございました。楽天カードはインターネット通販に強いカードと言われておりますので、会員様の声にお応えする形で、「楽天バーチャルプリペイドカード」を開始しました。『楽天バーチャルプリペイドカード』は、ニックネームの登録が可能である為、会員様の本名を通知することなくご利用いただくことが出来ます。また、ゲームサイトなどにおいては、定額での使い切りサービスである為、使いすぎの問題もなくなります」とメリットを口にする。
カードの券種は、500円から3万円までの7種類
クレジットカードを利用されにくかったサイトでの利用を促進
同サービスの利用者は、ニックネームでの登録が可能なため、自分のカード番号や名前を入力することなく支払いができ、安心感があるという。カードの券種は、500円、1,000円、3,000円、5,000円、1万円、2万円、3万円の7種類を用意。入金した金額の範囲内でしか利用できないため、オンラインゲームサイトなどでの使いすぎを防止できる。
実際、会員の利用動向をみても、海外のオンラインゲームサイトなどが多い。楽天カード 楽天カード戦略部石田麻実氏は、「これまでクレジットカードが利用されにくかった場面でご利用いただいています」と成果を口にする。
現状、カードの券種としては、3,000円を購入する人が最も多い。また、一度利用した人は、二度、三度と継続して利用する傾向にあるそうだ。会員の認知度をさらに高めていく必要はあるが、3月のサービス開始から一定のニーズがあることが確認できたという。
「会員様は楽天 e-NAVIですべてが完結できるため、ご自身の楽天カードに加え、もう1つのおサイフとして利用でき、自らの消費の状況を一括で閲覧・管理可能です」(石田氏)
購入ごとに必要だった購入手数料を無料に
楽天スーパーポイントが貯まるメリットを訴求へ
同社では、さらなる利用拡大に向け、2013年11月1日から、購入ごとに必要だった購入手数料を無料とした。また、「楽天バーチャルプリペイドカード」の購入金額に対しても、100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントを進呈している。11月1日~11月30日までは、「楽天バーチャルプリペイドカード」を購入したユーザー(抽選で100人対象)に、楽天スーパーポイント1,000ポイントをプレゼントするキャンペーンも実施している。
なお、プリペイドカードビジネスに関して、リアルでの展開について具体的な検討はしていないそうだ。また、他社のクレジットカードからの購入についても行う予定は今のところはないという。「購入手数料無料化や楽天スーパーポイントの進呈対象とすることで、会員様にとって使いやすいサービスとして定着させたい」と八木氏は意気込む。石田氏も「まずは楽天カード会員様に一度利用していただきたいと考えています。楽天バーチャルプリペイドカードならではの利用場面をWebのコンテンツやメールなどでお伝えしていくのですが、実際にご利用いただくことで、便利なサービスであることをご理解いただきたいです」と力強く語った。
楽天カードでは、まずは購入手数料無料化や楽天スーパーポイントの魅力を訴えることで、楽天カード会員への認知を高め、利用会員から寄せられた意見をベースに商品性の改善を図っていく方針だ。
(※1)公益財団法人 サービス産業生産性協議会 平成24年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査において
(※2)楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天銀行カード、楽天カードアカデミーを含む