2014年2月12日11:15
デジタルスタジオは、海外向けネットショップが作れるASP「Live Commerce」に、ペイジェントが提供する外貨建てカード決済サービスを2014年2月12日に標準搭載したと発表した。これにより、「Live Commerce」を利用するECサイト運営企業は、追加開発を行うことなく、外貨建てカード決済機能を搭載した店舗開設が可能となる。
多通貨決済は、海外のユーザに「日本円」ではなく「自国通貨」でのクレジットカード決済を提供できるサービスである。現地通貨で固定の商品価格を表示できるため、ユーザが為替変動を考慮する必要がなくなる。また、海外に現地法人を設立することなく、日本国内法人とペイジェントの契約のみで、外貨建てのクレジットカード決済の導入可能だ(対応ブランドはVISA/MasterCard)。対応通貨は現在、米ドル、韓国ウォン、台湾ドル、香港ドル、人民元、シンガポールドル、英ポンド、ユーロの8通貨で、将来的には20通貨まで対応予定となっている。
決済ネットワークについては、NTTデータ提供の国内カード決済ネットワークCAFISと直接接続。国内向け決済サービスと同水準の日本語サポートを提供している。また、売上代金は、ペイジェント経由の円建てで一括入金されるので、両替・精算等の外貨取扱いにかかる業務負担を大幅に軽減できるという。さらに、国内ペイジェントの決済サービスと同じシステム接続、管理画面で利用できる。