2014年2月28日23:03
NTTデータは、2014年3月から、プリペイドサービス「PaySpreme」(ペイスプリーム)を提供開始すると発表した。NTTデータは「PaySpreme」の提供により、5年間で100億円の売上を目指す。
「PaySpreme」は、国際ブランド付帯プリペイド決済の導入を希望する、クレジットカード会社や新規参入を希望する決済事業者向けの、クラウド型のプロセシングサービスとなる。多様な「カードバリエーション」「販売・入金チャネル」「利用シーン」に対応しているという。
まず、「カードバリエーション」では、EC決済のニーズに対応したEC専用カードのほか、磁気カードの発行が可能だ(近日対応予定)。また、「販売・入金チャネル」では、クレジットカードやコンビニ収納といった、場所・時間にとらわれない消費者のニーズに合わせた多様な手段を取り揃えているそうだ。さらに、「利用シーン」では、全世界の国際ブランド加盟店(EC/リアル店舗)で、既存のクレジット決済インフラを利用した決済が可能となる。加えて、決済事業者が消費者へ提供を望む、さまざまな商品設計に対応することが可能となっている。
また、クレジットカード会社へ向けたプリペイドサービスのほか、将来的なデビットカードサービスへの対応など幅広いニーズに合わせた機能拡張を備えているという。
「PaySpreme」は、「CAFIS」のシステム基盤を活用しており、大規模事業者による大量なプリペイド決済トランザクションの処理を可能としている。システムの運用は、「CAFIS」と同様の24時間365日の監視体制となる。また、セキュリティについても、ペイメントカードのセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠している。