2014年4月2日15:50
モバイル決済サービスを提供するSquareは、タワーレコードがCDやDVD販売を担当するライブやコンサート会場において、SquareをPOSレジとして導入したと発表した。
タワーレコードでは、首都圏を中心にライブやコンサートなど年間3,000ほどの会場で、CDやDVDの販売を行っている。今回、タワーレコードではSquareを導入することにより、低コストかつ現金対応と同程度の顧客対応時間でクレジットカード決済を実現することが可能となる。また、事前にPOSレジアプリ「Squareレジ」に商品を登録し、バーコードスキャナおよびプリンターとセットで利用することにより、集計に手間をかけずにリアルタイムで商品ごとの売上状況も把握できるようになった。
タワーレコードは、今回のSquareの導入にあたり、日本国内では初めてSquareのAPI「Square Connect」を利用した。「Square Connect」は、売上や手数料などのSquareレジに記録されているデータを抽出するためのAPIとなる。
タワーレコードは、同APIを利用し基幹系POSに登録する取引データを最適なデータ構成で容易に抽出することができるという。
タワーレコードによると、昨年から数回Squareを試験的に利用し、指でのサインや行列解消に貢献したことから顧客に大変好評で、今回、イベントで使用するPOSレジとして全面導入することを決めたという。Squareは、非常にシンプルで使い勝手がよく、アルバイトの販売スタッフに使い方を教えるのも他のモバイルPOSレジのトレーニングに比べて半分程度の15分で済んだそうだ。Squareを導入後、現金の持ち合わせがないけれど商品を買いたいという顧客が増え、売上も10%程度増加している。まずは渋谷店が担当しているイベントを皮切りに、難波店など全国で利用を拡大していきたいと考えている。