仮想化環境でデータを暗号化している企業は5社に1社(Safenet)

2014年4月23日13:05

SafeNet, Incは、セキュリティに対する懸念で、データセンター統合やクラウドサービスの恩恵を受けられない企業が存在するという最新の調査結果を発表した。同調査は、セキュリティおよびITに従事するエグゼクティブ約600人を対象としてグローバルに行った調査によるもので、データセンター統合は重要だとするITプロフェッショナルが全体の4分の3を占めたものの、51%が統合を実施しておらず、統合プロジェクトをすでに完了したとの回答は4分の1にとどまった。

同調査で、物理マシンから仮想システムへのワークロードの移行も含めた統合計画が迅速に進まない要因は、暗号化や鍵管理の不備への対処といったセキュリティの課題にあるのではないかということが明らかになったそうだ。具体的には、データセンター統合が重要だと回答した人のうち、62%が最大の懸念事項として暗号鍵を管理しきれないことを挙げている。

また、現在仮想環境で暗号化を実施していると回答したのは全体の5分の1(21%)にとどまった。ITプロフェッショナルにとって暗号化や暗号鍵管理は技術的に困難だが、今回の調査では企業が統合プロジェクトをサポートできるレベルのスタッフを備えていないことも示唆しているという。回答者の60%近くが、暗号管理をしているスタッフの数はグローバルで5人以下と回答。また、27.5%の回答者は暗号化が必要なビジネスアプリケーションが10以上にのぼると答えている。

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