2014年6月12日20:58
ファミリーマートは、ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)を活用した店舗づくりを目指す「次世代店舗システム構築プロジェクト」の一環として、店内のマルチメディア端末Famiポートを刷新すると発表した。今回、7年ぶりに2014年6月11日から2015年春にかけて、全国約1万500店に設置している端末を新端末に入れ替える。
新・Famiポートでは、内蔵のシステムのコンパクト化などにより、端末のサイズが旧端末から50%スリムになる。また、液晶パネルを、これまでの加圧式から、マルチタッチ対応ディスプレイに変更することにより、軽いタッチでの操作が可能になった。
また、QRコードやバーコードの読み取りが可能な二次元バーコードリーダと非接触ICカードリーダライタ(NFC対応)を搭載しており、バーコードやICカードなどを「かざす」操作を1カ所に集約した。
2015年春の全国の店舗への導入が完了後、クーポンや航空券のよりスムーズな発券など、新機能を活用した新サービスも開始するという。 新端末では、駅ナカ店舗などのスペースが限られる店舗向けに、レジ横などに設置できる「卓上型タイプ」のFamiポートも設置する。
消費電力も約40%削減。また、従来の端末は、瞬時停電対策として、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)を使用していたが、新・Famiポートでは、バッテリー交換が不要な「コンデンサパック」を採用し、瞬時停電対応を行った。最新システムを取り入れ、内部設計を効率化し、ランニングコスト、端末製造コストについても、大幅なスリム化を図るそうだ。