2014年10月6日9:00
キャッシュレス社会の構築に、世界の大富豪が乗り出した。
マイクロソフト創業者ビルゲイツ夫妻の財団(The Bill & Melinda Gates Foundation)は、発展途上国のデジタル決済を推進すると発表したのだ。
世界には25億人強の成人がいるが、その59%は発展途上国にすんでいる。この人たちは銀行口座をもたず「現金ベースの経済の罠にはまり、安定した未来を構築するチャンスを逃している」という。
いっぽうこれらの国々では、携帯電話は普及している。これを利用してキャッシュレスのコミュニティづくりを推進しようという計画だ。
この計画に興味のある団体は、2ページの申込書を提出すれば審査のうえ10万ドルをもらえる。実際に改善を証明できれば最大100万ドルまでもらうこともできるという。
財団はキャッシュレスコミュニティ構築のアイデアとコミットメントを求めている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。