2014年10月9日14:51
日本ユニシスは、クラウド型タクシー配車システム「smartaxi」と、スマートフォン決済サービスを連携させ、一台のタブレット端末で配車からクレジットカード決済までを実現した。同サービスは、吉野川タクシーで、9月から稼働しているという。
従来、タクシー事業者がクレジットカード決済の仕組みを導入するためには、専用端末の購入やクレジットカード会社との手数料率の交渉などが必要で、導入のための費用や手間がかかっていたが、新サービスにより、「smartaxi」の利用者は、容易にクレジットカード決済の仕組みを導入することができるという。一方、タクシー利用者にとっても、クレジットカードを利用した支払いができる機会が増え、利便性が向上する。
「smartaxi」は、タブレットとクラウドを利用して、タクシー配車の仕組みを実現するシステムとなる。タクシー利用者から一番近い車輌を自動的に検索し、短時間(最短3秒)で配車を行う。従来のタクシー無線のように独自の基地局を持つことなく、タブレットと配車センター用のパソコンを用意するだけで、効率的な配車を行うことが可能になるそうだ。また、タブレットとクラウドを利用しているため、少ない初期投資と短い期間でサービスを導入することができるという。