電子チケット流通サービス「Kimaticke」提供開始(日本ユニシス)

2020年5月20日9:06

日本ユニシスは、新型コロナウイルスの影響を受けた小売業・飲食業・観光業などの事業者が、事業継続する上での資金調達支援のため、電子チケット流通サービス「Kimaticke(キマチケ)」を2020年5月18日より提供開始し、12月まで無償提供すると発表した。

電子チケット流通サービス「Kimaticke」利用モデル(日本ユニシス)

Kimatickeは、ブロックチェーン技術を使って、事業者が提供する電子チケットを発行でき、生活者や来訪者の送客や地域周遊を実現する社会基盤サービスであるという。

日本ユニシスは、ブロックチェーン技術を活用した、耐改ざん性や追跡可能性のある「権利移転」ビジネスに着目してきた。2018年には、ブロックチェーンによる電子チケット(電子バウチャー)の社会実証実験を喜多方市で実施し、2019 年には、ブロックチェーンによる電子チケットの観光周遊サービスの本運用を大阪市で行った。

これまでの実証実験や本運用で得られた知見に基づき、地域や経済圏の垣根を越えた経済循環促進のため、電子チケット流通サービス「Kimaticke」の提供を本日開始、年内無償提供する。

具体的な利用モデルとして、ファンや未来の利用者に「先買いチケット」を購入してもらうことで、お店の資金調達が容易になるという。また、買占めや在庫不足で商品の購入ができない人に「商品引換券」を配布することで、平等な商品提供ができるとしている。さらに、クーポンや地域商品券を観光客誘致用の「プレミアム商品券」として販売することで、地域の経済復興につながるとした。

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ペイメントナビ編集部

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