2015年5月25日14:21
BEENOSの投資先(2013年6月出資)で、トルコ共和国を拠点としてオンライン決済サービス「iyzipay(イージーペイ)」を運営する「iyzico(イージーコー)」は、世界銀行グループ「国際金融公社(IFC)」などより約620万米ドル(約7億4千万円)の資金調達について発表した。
iyzicoは、トルコのEコマース事業やマーケットプレイスに向けて、包括的オンライン決済ソリューションを提供している。iyzicoは、導入事業者の初期投資を抑えながらも、セキュリティの確保と共に、多様な決済オプションの受付けを可能とし、2012年の設立以来、拡大するトルコのインターネット市場も背景に、現在では1万3,000以上のアカウントが登録されている。
今回、世界規模での金融機関ネットワークをもつIFCなどからの資金調達により、iyzicoは研究開発や業務提携をさらに推進し、トルコを中核市場に、レバノンからヨルダンまでを跨いだサービスの展開を図り、中東市場全域における重要なインターネットインフラとなることを目指すという。
BEENOSは、トルコにおいてクレジットカード決済、物流等のインフラ整備も進んでいること、ならびにインターネットショッピング市場も大幅に拡大していることなどから、2013年5月にはトルコ最大の価格比較サイト「akakce(アカクチェ)」に、2013年6月にはiyzicoに出資を行った。また、オンライン決済サービス領域においては2012年1月にインドネシアの「PT Midtrans」、2013年11月にインドの「Citrus Pay」、2014年12月にベトナムの決済サービス「Senpay」を有する「Sendo」、2015年1月にフィリピンの「Paynamics」に出資している。