2015年6月19日23:41
パナソニック システムネットワークスは、「電子マネー対応非接触ICカードリーダーライター」の販売を2003年9月に開始して以来、2015年5月までの約11年8か月間で販売累計100万台を達成したと発表した。
同社は、2003年より、公共交通機関向けにシングルタイプ(1種類の電子マネーに対応)の非接触ICリーダーライターの生産、販売を開始。その後、2006年から1台で複数の電子マネーに対応する「マルチアプリケーション対応非接触ICカードリーダーライター」の生産・販売を開始した。
以来、金融・クレジット業界、自動販売機業界、流通業界、運送業界などのさまざまなサービスへ対応するため、液晶ディスプレイの搭載や効果音の音源を内蔵した「据置き型」、POSや飲料自動販売機等へ内蔵する「モジュール型」、百貨店、スーパーマーケット、外食業等のPOS市場向けに外付け可能な「ピンパッド一体型」のICカードリーダーライターなどを提供している。
また、2013年2月には、マルチICリーダーライターをフルモデルチェンジし、対応可能な電子マネー数を増やすとともに、NFCおよび非接触EMVに対応する等、機能面、性能面、コスト面の向上に努めてきたそうだ。同社では、2015年6月現在、国内トップの販売数となっていると発表している。
同社は今後も、ゲーム機等、電子マネーが使用可能なインフラの拡大に加え、急増する海外旅行客、新たな決済手段の出現などの決済環境の変化に対し、クレジットをはじめ多様な決済サービスを1台で対応可能な製品として「据置き型」、「モバイル型」、「クラウド対応型」など、電子マネーリーダーライターの新製品を開発していく方針だ。