2015年7月30日15:27
はとバスは、ユーシーカード(UCカード)と提携し、海外のカードホルダーがカード決済時に自国通貨を選択できる「多通貨決済サービス(DCC:Dynamic Currency Conversion)」の取り扱いを開始したと発表した。
はとバスは、訪日外国人に向けたインバウンド対応に力を注いでいる。従前より、英語ガイドや中国語ガイドが同行するバスツアーを提供するほか、料金支払いの際に銀聯カードを取り扱えるようにする等、訪日外国人向けのサービスを充実させてきた。
このようなサービス展開のもと、2014年度の東京観光における、はとバスの訪日外国人向けコース利用者は、前年比123%となる8万人超えを達成したという。また、東京オリンピック・パラリンピック開催(2020年)決定、ビザの大幅緩和、消費税免税制度の拡充、円安傾向等の好影響を受け、訪日外国人数は今後さらに増えると見込まれる。 こうした背景のもと、はとバスは、都内・近郊定期観光バス等の旅行業、銀座キャピタルホテルの宿泊等のホテル業において、DCC決済を導入した。
UCカードは 2009年にDCCビジネスに参入し、国内DCCアクワイアラとして最大の30種類の通貨対応、また、日本で唯一となる2ndプロセッサーの採用により、複数種類の端末を供給できる体制を整えているそうだ。さらに、機能面にとどまらず、外国人向けのサービスガイドを複数言語で作成するといった取り組みを行っている。