2015年11月5日20:28
全国189エリアで地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワークと兵庫県伊丹市の地域ポータルサイト「いたみん」を運営するまいぷれwithYOUは、伊丹市の公募で採択された伊丹市地域通貨制度「いたみんポイント(愛称:いたポ)」の運用を2015年11月1日より開始したと発表した。現在、伊丹市内の100店舗と伊丹市が運営する伊丹市営自転車駐車場で「いたポ」の利用が可能であり、放置自転車の減少と市内店舗の地域経済活性化の両立を狙う。
「いたポ」は、伊丹市内で貯めて使える共通ポイントサービスとなる。「いたポ」利用者は、加盟店舗での買い物や、伊丹市営自転車駐車場の利用にて「いたポ」を貯めることができる。加盟店舗での買い物においては1%分のポイント、市営自転車駐車場の利用においては一時利用の場合10%分、定期利用の場合1%分のポイントを付与するという。貯まったポイントは加盟店舗で使用することができ、伊丹市の地域経済活性化に寄与することを目指す。
同制度開始の背景として、伊丹市は市内の放置自転車問題を解決し、市営自転車駐車場の利用促進を図るため、「いたポ」制度の導入を決定したという。加盟する地域店舗は、市営自転車駐車場および加盟店舗の利用によって貯めた「いたポ」が活発に使用されることを期待している。ポイントの規格は非接触IC規格「FeliCa」を採用し、フェリカポケットマーケティングが提供するICカードアプリケーション「FeliCaポケット」を活用することで、同機能を採用している「ご当地WAON」やモバイルのICサービス「おサイフケータイ」でも「いたポ」の利用を可能とした。
今後は、加盟店舗や市営自転車駐車場での「いたポ」活用のみにとどまらず、町内の清掃活動といったボランティア活動や、高齢者の健康増進といった介護福祉分野などでの展開を検討している。