2016年7月4日21:10
大日本印刷(DNP)は、電子ペーパー世界大手のE Inkホールディングスと共同で、電子ペーパーを搭載したセールスプロモーション用の製品を開発しており、このほど同製品が初めて、三井住友カードが実施する「ANAカードキャンペーン」で採用されたと発表した。
DNPは、2016年3月にE Ink社と協業し、E Inkの電子ペーパー「PRISM(プリズム)」を搭載した店頭POPなどの開発と製品化を進めている。PRISMは、柔らかい色彩とグラデーション表現を得意としており、表示する色や模様を変化させてアイキャッチ効果や意匠性を高め、生活者に強く商品やサービスなどの情報を訴求するという。
三井住友カードの「ANAカードキャンペーン」では、簡易に組み立てができ、省スペースでも設置できる店頭POP「DNPかんたん組み立てPOP PaPaTPoPTM(ぱぱっとポップ)」シリーズにPRISMを搭載した製品が採用された。PRISMを搭載した店頭プロモーションツールの採用は、日本で初となる。
同キャンペーンでは、PRISMの上に飛行機や雲などの絵柄を印刷しており、電子ペーパーの色のグラデーションが白と青に交互に変化することで、飛行機が空を飛んでいるようなアイキャッチ効果を演出している。