2016年12月12日9:00
金融機関のクラウド利用が拡大しているのを受け、アマゾンはクラウドサービスAWSの導入パートナーを指名した。アクセンチュア、ナイスシステムズ、そしてムーブンなどである。
これらのITベンダーは、金融機関がAWSを利用する際、専門的なアドバイスと導入を支援する。バンキングや決済、投資、保険などの領域ではそれぞれ専門性が問われる。それをサポートするのが導入パートナーである。
導入パートナーはマーケティング資料や会社概要にAWSのロゴをつけ、AWSの利用実績を紹介したり、監査を実施したりする。パートナーはリスクマネジメント、コアシステム、データマネジメント、コンサルティングのエリアに分けられている。
前述のITベンダー以外に、リスクマネジメントのファイコ(Fico)や非接触技術のキャリプソ(Calypso)、クラウドバンキングのマンブ(Mambu)、データマネジメントのIHS Markit、コンサルティングのCapgemini、Infosysなどもパートナーに指名された。AWSを利用している金融機関はBBVA、DBS、DTCCなど。