2017年3月6日20:11
富士通は、このほど生活協同組合連合会コープネット事業連合に、富士通エフ・アイ・ピーの「FUJITSU リテイルソリューション サーバ管理型電子マネーサービス」および電子マネーチャージ機を提供すると発表した。同サービスは、3月27日からコープネット事業連合に加盟する会員5生協の154店舗で稼働開始する。
コープネット事業連合の会員5生協は、「サーバ管理型電子マネーサービス」の導入により、従来のポイントカードにプリペイド式電子マネー機能を備えた「ほぺたんカード」を新たに発行し、レジ処理のスピードアップやお得なサービスを提供することで、組合員の利便性と満足度の向上を実現するという。
なお、「サーバ管理型電子マネーサービス」は、富士通エフ・アイ・ピーと凸版印刷が共同で提供する、電子マネーの残高管理を行うクラウド型サービスで、サービス設計の支援から運用まで、電子マネーの導入・提供に必要なさまざまなソリューションをトータルに提供する。
また、カード自体には残高情報を持たず、レジとサーバ間でのリアルタイムな通信により、入出金処理を行う。残高確認は、レジのほか、パソコンや携帯電話などの端末からも行うことが可能だ。
同サービスは、全国規模の流通・小売りチェーンをはじめ、百貨店やスーパー、専門店、サービス業まで、約140社で導入され、30万店舗以上で利用されている。同サービスによる電子マネーの年間の取扱高は4,000億円規模となっている(2016年実績)。