2017年4月13日9:00
磁気カードからICカードへの移行を促進し、不正防止を強化しているにもかかわらず、米国では特定の不正が急増している。
FICOによると、2016年に一番増えたのはデビットカード不正である。ATMでのカード情報ハッキングで、前年比70%もアップした。
特にグローサリーストアなどの小売店頭のATMはICカード対応していないため、磁気情報をハッキングされている。
FICOによると、ノンバンクが運営するATMでの不正が60%を占めている。残りが銀行ATMとPOSである。つまり、ICカード対応していないATMが狙われているのだ。だからデビットカード不正が多い。
ハッカー達にとって、セキュリティの抜け穴を突くのはいとも簡単。カード番号を使わないトランザクションに(トークン化)しなければ、いつまでたっても不正は減らない。