2017年6月20日7:00
アイルランドのDing(ディング)は、世界最大規模のモバイル・トップアップ・ネットワークとして、世界中から家族や友人などに対し、プリペイド電話機へ通話や接続などのチャージ機能を提供している。同社サービスの特徴について、話を聞いた。
40億台のプリペイド携帯に接続可能
Dingは現在、アイルランドのダブリンに本社を構え、米国・マイアミ、UAE・ドバイ、スペイン・バルセロナとサンサルバドル、ルーマニア・ブカレスト、バングラデシュ・ダッカに拠点を設けている。
130カ国、400を超える携帯オペ-レーター(キャリア)とネットワークを構築しており、40億台のプリペイド携帯に接続可能だ。海外で働く労働者が、家族や友人などに、携帯電話への通話、Web接続などへのトップアップ(プリペイド機能)機能を提供している。
これまで、利用者が自身のプリペイド携帯にトップアップできる方法は複数あったが、家族や友人などの携帯電話を他国からアクティベーションできるサービスは限られていた。それを簡易に行うサービスとしてDingは開発されたという。今や携帯電話は人々の生活に欠かせないものとなったが、家族や友人のプリペイド携帯を迅速にトップアップ可能だ。
モバイルアプリ、SNS、店舗からのトップアップが可能に
トップアップにはDingのモバイルアプリ、SNS、6万の店舗を通じてという3つの方法がある。アプリやSNSでは、クレジットカードやPayPalでの支払いが可能だ。また、店舗では現金による支払いも行える。たとえば、UAE・ドバイには何百万人もの外国人労働者が働いているため、ニーズが高いという。
なお、現状、日本でのサービスは展開してないそうだ。Ding ブランド&コミュニケーション マネージャー Leslie Prendergast氏は、「すでに数多くの地域でサービスを展開していますが、今後はさらに多くのエリアでサービスを広げていきたいですね」と意気込みを語った。
※取材は2017年5月1日、2日にUAE ドバイで開催された「Seamless Middle East2017」のDingブースにて