2017年10月2日14:00
大日本印刷(DNP)は、同社が開発した国際ブランドデビット機能付きICキャッシュカード即時発行サービスが、りそなグループ(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行)全店で採用されたと発表した。店舗でのブランドデビット機能付きICキャッシュカードの即時発行サービスは、国内の大手金融機関で初となる。
DNPは、2004年から金融機関向けに「ICキャッシュカード即時発行サービス」を提供しており、これまでに国内26金融機関に、約3,300台の発行機を納入した実績があるという。2017年9月には、国際ブランドデビットカードの需要拡大に合わせ、同カードの発行機能を追加したICキャッシュカード即時発行機を開発し、販売を開始している。
一方、りそなグループは、国際ブランドデビット機能付きICキャッシュカードを2011年より発行しているが、従来は、店舗で受付後、カード発行センターで発行作業を行った後、顧客へ郵送していため、申込から顧客のカード受取りまでに約2週間かかっていた。
今回りそなグループは、顧客の利便性向上のため、国際ブランドデビットカードの即時発行体制を整備するにあたり、徹底したカードの在庫管理を行える点に加え、DNPがこれまで数多くの国際ブランドカードを発行してきた実績やノウハウを評価し、DNPの即時発行サービスを採用した。大手金融機関では初めて、国際ブランドデビットカードに加え、非接触IC決済サービス付きカードの即時発行サービスを行う。りそなグループは、2017年度中に、全店舗でサービスを開始する。
DNPは今後、国際ブランドデビット即時発行サービスと金融機関向けのソリューションを連携し、カード発行業務全体の最適化を支援していく。また今後普及が見込まれる流通・小売系クレジットカードの即時発行サービスを展開してく方針だ。