2017年10月27日19:40
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、 これまでEC事業者向け決済サービスの提供で培ったノウハウを活かし、金融機関・金融サービス事業者向けに決済ソリューションを一括提供する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を、2017年10月27日より提供開始すると発表した。
「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」は、デビット・クレジット・プリペイド・ハウスカードの発行や加盟店管理・取引処理といった決済事業を展開時に必要となるさまざまなシステム・機能をAPIで提供する。
銀行・カード会社等の金融機関や金融サービスを展開する事業者は、自社の事業展開に必要な決済ソリューションを選択でき、低コスト・短期間・簡単に新たな決済インフラの構築が可能としている。また各ソリューションは1つの管理画面で一元管理できるため、運用面でも業務効率化が図れるそうだ。
具体的に、対面・非対面(EC)を問わず、各種決済処理に対応した、5つの決済ソリューションを一括して提供する。また、 決済事業に付帯する各種業務管理や、対外接続できる共通基盤も用意する。
1つめの「デビットカードイシュイングサポート」では、国際ブランド付きのデビットカードの発行およびその取引処理に必要な機能をAPIで提供する。バーチャルカード発行・即時発行・法人カード発行などご要望に応じた対応が可能だ。
2つめの「クレジットカードイシュイングサポート」は、国際ブランド付きのクレジットカードの発行およびその取引処理に必要な機能をAPIで提供する。 金融機関の既存システムと連携し、 クレジットカード発行システムの導入を実現するという。
3つめの「プリペイドカードイシュイングサポート」は、国際ブランド付きのプリペイドカードの発行およびその取引処理に必要な機能をAPIで提供するもの。クレジットカード・コンビニ等での各種チャージ対応やポイント連携対応、アプリケーション対応が可能だ。
「ハウスソリューションサポート」は、国際ブランドの付帯がないハウス式のクレジットカード・プリペイドカードの発行、加盟店管理およびその取引処理を行うにあたり必要な機能をAPIで提供するもの。
5つめの「アクワイアリングサポート」は、加盟店契約管理、加盟店精算業務、各種カードの決済電文処理を行うにあたり必要な機能をAPIで提供するもの。
なお、共通基盤として、①カード会員の利便性向上・利用活性化につながるスマートフォンアプリ・WEBページ(利用条件設定・利用履歴確認・口座明細閲覧等)の提供、②金融機関、 国際ブランド、 FinTech企業とのAPIや決済ネットワークを通じた接続、③CLO・ポイント・クーポンを活用したマーケティングの支援や動的途上与信、不正検知対応、④データベースの保有(会員データ・加盟店データ・各種取引データ)、 取引閲覧、各種精算用レポートの作成、を提供するそうだ。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
ネットショップやデジタルコンテンツなどのオンライン事業者、NHKや定期購入など月額料金課金型の事業者、並びに日本年金機構や東京都等の公的機関など6万7,921店舗(GMO-PGグループ2016年3月現在)の加盟店に総合的な決済関連サービスを提供しております。
また、決済サービスを中心に、加盟店の売上向上に資するweb広告サービス等の付加価値サービス、加盟店の成長を資金面からサポートする融資等の金融関連サービスの提供、海外決済サービス提供等の海外事業などを行い、年間決済処理金額は1.8兆円を超えております。