2017年11月15日21:00
鹿児島銀行は、沖電気工業と、営業店窓口で印鑑を使わずに預金の引き出しなどを行う実証実験を11月下旬から約3カ月間実施すると発表した。
今回の実証実験では、営業店窓口での取引時に、印鑑を使わない「印鑑レス」とすることで、利用者の利便性向上と本人確認業務の効率化を目指す。また、生体認証と、セキュリティ機能搭載QRコード (SQRC)を活用する。SQRCは、データの一部を暗号化して保存するため、偽造や改ざんに強いセキュリティ性の高いQRコードであり、デンソーウェーブの登録商標となる。
具体的に、「印鑑レス」取引は、印鑑に代えて「生体認証(顔認証)」と「暗証番号」を利用する。あらかじめ「生体情報(顔認証情報)」などのデータを暗号化してQRコード を発行し、利用者のスマートフォンに保存してもらう。取引時には、印鑑を持つことなく、スマートフォンだけで窓口での本人確認ができるようになるという。