2018年2月7日20:04
中国銀聯(China UnionPay)は、2018年1月31日、2017年の銀聯の決済ネットワークを介した決済額は93兆9千億元(日本円で約1,630兆円)、前年同期比28.8%増となったと発表した。同社では、銀聯Mobile QuickPass、銀聯QRコード決済等のモバイル決済が急速に普及したとしている。
2017年、銀聯は中国国内の複数の商業銀行と連携して銀聯QRコード決済を正式にリリース。また、産業界と共同で中国銀行業の統一アプリである「UnionPay」も開始した。「UnionPay」は各社のモバイル決済機能や特典を集約し、複数の銀行における残高照会、Ⅱ類(決済と投資のみ可能な口座で、出入金額1日あたり各1万元、年間累計各 20万元)・Ⅲ類(少額決済機能のみ可能な口座で、出入金額1日あたり各5千元、年間累計各10万元)口座のワンクリック開設など、独自の機能を初めて実現した。
昨年、銀聯Mobile QuickPass決済は毎月増加を続け、「UnionPay」アプリのリリースに伴い、12月には銀聯QRコード取引件数が6月と比べて4倍ものアップとなった。
また、中国銀聯は中国国内で600ほどの銀聯モバイル決済推進エリアを設定し、少額決済ならPINもサインも不要な非接触決済への転換を進めており、銀聯の決済ソリューションは、中国のさまざまな地域における交通、病院、学校、飲食、スーパー、市場、公共料金の支払等で利用されているとした。