2017年12月26日20:03
銀聯(China UnionPay)は、2017年9月末から銀聯の「Mobile QuickPass」の取り扱いが、中国の広州地下鉄における約6,000台の改札機でスタートし、1日あたりの利用回数が30万回に迫る勢いとなっていると発表した。
広州の地下鉄において、「QuickPass」を利用する最大のメリットは、切符購入の手間なく、ワンタッチで駅に入れることであるとしている。「QuickPass」機能付きのスマートフォンや、「QuickPass」マーク付きの銀聯クレジットカードを持っていれば、スムーズに改札内に入ることが可能だ。特に「Mobile QuickPass」は銀聯カードを持ち歩く必要がなく、ロック解除やアプリ利用、QR コードスキャン、指紋認証など、認証の手間がかからないメリットがあるそうだ。
銀聯のモバイル決済利用者のうち、広州の地下鉄で「Mobile QuickPass」を利用する人の割合は、2017年9月末から2カ月弱で5%から24%に増加した。現在、広州では、セブン-イレブンを含めて 150 の駅周辺の店舗で「Mobile QuickPass」が利用可能であるという。
銀聯では、中国での「QuickPass」の利用者数が増加し、非接触決済がすでに中国人の日常的な決済方式になったことで、今後訪日中国人は日本での決済も銀聯ICカードの非接触決済、モバイル決済のニーズがさらに高まってくることが予想されるとした。
なお、銀聯国際の日本における展開としては、12月1日から東急プラザ銀座での「QuickPass」の取り扱いがスタートした。