2018年3月2日21:00
セイコーソリューションズは、最新のセキュリティ規格PCI PTS 5.xに準拠し、1台でさまざまな決済手段に対応可能なモバイル決済端末の新製品「AT-2300」を開発し、2018年7月より販売を開始すると発表した。
「AT-2300」は、磁気・接触ICクレジットカード、銀聯カードに加え、電子マネー、海外で普及が進む非接触ICクレジットカード、カメラ機能搭載によるQRコード決済など各種決済に対応可能だ。また、物販に限らず、口座振替やクレジット継続払いの登録まで、1台で幅広い用途に利用できるという。
メイン画面に大きなタッチパネル液晶、背面にPINパッドを装備した本体は、高速LTE通信モジュール、バッテリー、プリンターを内蔵しており、持ち運んでの利用に適している。飲食店のテーブル会計に加え、訪問販売やイベント会場、宅配サービスなど場所を選ばず使用することができる。
加盟店は「AT-2300」を導入することにより、改正割賦販売法で求められる決済端末のICカード対応が可能となる。クレジット継続払いの登録も同様にICカード対応が可能だ。また「AT-2300」が接続するCREPiCO(クレピコ)情報処理センターは、PCI DSSに準拠しており、堅牢にデータを管理するという。