2018年6月21日8:40
世界屈指の端末ベンダーであるIngenicoは、オープンなAndroidプラットフォームと同社の「Telium TETRA」の双方が利用できるターミナル「AXIUM」を展開する。2018年4月15日、16日に中東・ドバイで開催された「Seamless Middle East2018」でデモを実施した。
オープンなAndroidとセキュアなTelium Tetra双方を活用できる
接触/非接触、磁気に加え、QRやアプリ決済に対応
AXIUMは、7インチタブレットディスプレイと薄型で軽量なデザインを売りとしている。このようなデザインを採用する決済端末ベンダーは他にもあるが、「オープンに利用できるAndroid OSと、セキュアでクローズドなTelium Tetraの双方を活用できるのは弊社のみです。両プラットフォームにより、企業はさまざまなマーケットプレイスからアプリをダウンロードして、利用できるのが特徴です」とIngenico バンクス&アクワイアラ・ビジネスユニットEMEAマーケティングディレクター Nicolas DEJONGHE氏は話す。
また、接触、非接触、磁気に加え、QRコード決済、スマホのアプリ決済などに対応可能だ。テンキーはフィジカルなボタンを採用しており、PCI基準にも準拠している。
さらに、モバイル用の4G、WiFi通信が可能で、オプションとしてカウンタースタンドを付けることができ、キャッシュドロア、バーコードリーダなどの周辺ハードウェアを接続できる。店舗は、Ingenicoのクラウドサービスセンターに接続することで、ビジネス/分析サービスを利用可能だ。
同サービスは、2018年6月以降、欧州やアジアなどの国々で販売していくという。EMEA(中東・アフリカ)地域ではモロッコにオフィスがあり、ドバイでは連携先を通して端末を販売している。