2018年8月1日8:00
NCB Labは、2018年7月31日、同社代表 佐藤 元則氏の書籍『金融破壊者たちの野望』出版記念講演&懇親パーティーと題し、定例セミナーを開催した。佐藤氏の講演では新著書の一端を披露した。また、セミナー後は、参加者同士の交流を深める目的で、立食形式の懇親パーティーも開催した。
佐藤氏は、1989年にカード・決済の専門コンサルティング会社であるアイエスアイを創設。1997年より日本カードビジネス研究会(現NCB Lab.)代表に就任し、カード・決済の普及と発展を目指してきた。過去にも『電子マネーウォーズ』『新クレジットビジネス』『デジタルワードパワー』『カード・クレジット用語辞典』『ニューペイメントレポート』『フィンテックレポート』などの著書が多数あり、講師やモデレーターとしても活躍している。
講演では、最新書籍から「金融破壊者たちの野望~アマゾン・アリババが築く巨大決済経済圏とは」について説明した。アマゾンやアリババなど、世界をリードするICT企業は、先端テクノロジーを活用して、新たなサービスを創出している。佐藤氏は、AA(アマゾン・アリババ)エフェクトの脅威、ワンクリックで創出したアマゾン経済圏、独自経済圏拡大の鍵といった内容について解説した。
セミナー後は、懇親会を開催。来賓としてジャパンネット銀行 会長 小村充広氏が挨拶した。現在、メディアを中心に「キャッシュレス(Cashless)」が話題となっているが、佐藤氏は以前からキャッシュレス社会の普及を願って活動してきたとした。例えば、スウェーデンのキャッシュレス化については昨年、今年と話題になっているが、2014年には題材として取り上げていたとした。
乾杯の音頭は、NCBセミナーでの登壇もあるNTTドコモ FinTech 推進室 室長 江藤俊弘氏が行った。
なお、NCB Lab.では、キャッシュレスやフィンテック、ニューペイメントなど、さまざまなテーマでセミナーを実施。セミナー開催回数は600回を超えた。また、カスタマイズのセミナーも企画しているという。また、金融・決済に関するさまざまな資料を集約した情報ライブラリ「NCB Library」を開設。決済に限らず、AIや融資、保険など、幅広い分野をサポートしており、日々更新されるレポートを定額で読むことができるサービスを提供している。