2018年9月27日9:00
米国小売業界と国際ブランドの長年にわたる戦いは、小売業界の勝ちで決着した。VisaとMastercardは米国小売りに対し、62億ドル(約7,000億円)を支払うことで合意したのである。
VisaやMastercardのカード手数料は独禁法に抵触するとして、米国小売1,200万社が提訴していた。その額72.5億ドル。しかし、約8,000社が取り下げたため、最終的に62億ドルになった。
国際ブランドはすでに53億ドルを支払っており、残り9億ドルを支払うことになる。
これで戦いが終わったわけではない。国際ブランドに対する圧力はさらに強まりそうだ。米国小売業がカード手数料として支払っている額は900億ドルを超える。