2018年10月30日7:30
NTT西日本 和歌山支店と白浜町、一般社団法人南紀白浜観光局は、2018年11月1日~2019年2月28日まで、外国人を中心とした観光客の利便性向上をめざして「キャッシュレスサービス導入拡大に向けた実証実験」を実施する。
実施場所は、白浜町観光スポットとなる、とれとれ市場(館内飲食スペース、海鮮売場等)、アドベンチャーワールド、三段壁洞窟、グラスボート、サンセットベイ(円月島)、まちなか総合案内所しらすなとなり、QR決済サービスのAlipay、WeChat Pay、LINE Pay、d払いを導入する。
白浜町および南紀白浜観光局が実証実験フィールドを提供。NTT西日本は、実証実験環境(無線アクセスポイント・決済端末等)の提供、店舗へのキャッシュレスサービス概要説明・POP等の準備を行う。
白浜町における2017年の観光客は、宿泊客数が約192万人、そのうち外国人宿泊客数は約10万人であり、中国・韓国からの宿泊客数が増加傾向であるそうだ。一方で、外国人観光客の主な決済手段となるキャッシュレスサービスについては、白浜町観光スポットにおいてはクレジットカード決済が主流となっており、店舗側の対応端末や、観光客のスマートフォン等の端末からインターネット経由で決済システムにアクセスする通信環境等を整備することでQRコード決済等の決済手段を充実していく必要があるとしている。
そこで、公衆無線LAN(和歌山フリーWi-Fi等)を利活用したキャッシュレスサービスの実証実験を白浜町において実施することにより、経済効果や利便性、安全性等の確認を行い、本格的なキャッシュレスサービス導入に向けた検証を行うこととなった。