2018年11月27日7:40
先着1,000名の来場者に「リストバンド型ウェアラブルデバイス」を配布
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、2018年11月23日に、お台場ヴィーナスフォートで、日本で初めてのVisa非接触IC決済サービス対応の「リストバンド型ウェアラブルデバイス」によるタッチ決済体験イベント「Visa Future Experience in Odaiba」を開催した。
VRでBMXのさまざまな技とVisaのタッチ決済を体験
2018年はタッチ決済元年に
東京・お台場のヴィーナスフォートは、ほとんどの店舗でVisaのタッチ決済を利用できる。祝日となる11月23日には、先着1,000名の来場者に三井住友カードが発行するVisaのタッチ決済対応のリストバンド型プリペイドカードをプレゼントし、ヴィーナスフォート館内の各店にてVisaのタッチ決済による支払いを楽しんでもらった。
イベントでは、 VRでBMXのさまざまな技とVisaのタッチ決済を体験してもらうコンテンツも用意。さらに、Team Visa アスリートでBMX選手の中村 輪夢さんを招き、パフォーマンスとトークショーも行った。
利用者に配られたリストバンド型プリペイドカードは、カードからチップ部分を取り外し、リストバンドに装着して使用する。リストバンド型プリペイドカードには、あらかじめ1,000円分が入金済だ。有効期限内(2年間)であれば何度でも利用でき、イベント後も繰り返しチャージをしてもらうことが可能。利用者は、マイページからクレジットカードおよびインターネットバンキングでチャージを行える。チャージ上限額は10万円で、1回3万円まで入金できる。なお、無記名式のため、Visaのレギュレーションにより、リアル店舗での利用は国内限定となる(ECは海外利用が可能)。
Visaと三井住友カードでは、スピーディーでストレスのないVisaのタッチ決済を多くの人に体験してもらい、利便性とスムーズな支払いに対する理解を深めてもらう目的で今回のイベントを開催したそうだ。
ビザ・ワールドワイド・ジャパン デビット事業統括部 商品企画 部長 寺尾林人氏は、「2018年がタッチ決済の元年であった」と成果を口にする。現在、発行会社は15社を超え、2017年と比較すると倍以上の発行枚数となった。また、加盟店としてマクドナルドやローソンでの対応も開始。寺尾氏は、「あらゆる日常加盟店でお使いいただける環境を作り、利用者がすぐにお使いいただける発行状況にしていきたいです」と意気込みを見せる。
今後は、カード型に加え、携帯電話、ウェアラブルなどの利用も広げていきたいとした。リストバンド型は、イベントやランニングなど、各シーンに合わせて使用してもらえると期待している。
QR決済と比べてのタッチ決済の魅力とは?
三井住友カードも2019年からカードへの搭載を順次開始
2018年は、QR/モバイルバーコード支払いに注目が集まったが、「QRコード自体は新たなインターフェースとして利便性があると考えていますが、一般的に日本の方が買い物をするのはタッチ決済でスピーディーに決済する方が向いていると考えています」と寺尾氏は見解を述べる。
今回のイベントの協力した三井住友カードでは、2019年からEMVコンタクトレス対応を開始する予定だ。同社では、NTTドコモの電子マネー「iD」も推進しているが、国内に加え、海外でも便利に使える点がタッチ決済の魅力であるとした。
また、モバイルペイメントに関しては、自社でのSIMベースでの展開を終了するが、Google PayやApple PayといったOEM Payへの対応を予定している。今回の提供カードについて、三井住友カード 執行役員商品企画開発部長 神野雅夫氏は、「普通のプラスチックカードと同じ製造ラインで作れるため、原価を抑えることが可能」な点が特徴であるとした。