2019年3月5日0:08
■提供:株式会社NTTデータ
国内最大のキャッシュレス決済総合プラットフォーム「CAFIS(キャフィス)」を運用しているNTTデータは、未来を見据えた新たなサービス開発に余念がない。同社が志向しているのは、多様な決済手段の提供にとどまらず、価値の高い顧客体験、従業員体験の提供。これを通じて、リアル店舗を展開する流通・サービス業に対して、売上・利益率の拡大を実現するソリューションを提示する。「CAFIS Arch」には今春、据え置き型としてもモバイル型としても利用できる、ハイブリッド型の端末が新登場。「CAFIS Pitt」はキーデバイスとして、スマホを活用。自社アプリにハウス決済機能を組み込むことにより、顧客体験を向上し、顧客との関係性強化を図る。
国内最大の規模・実績を誇る「CAFIS」
キャッシュレス決済の総合プラットフォーム
現在、流通のシーンは大きく変わりつつある。スマートフォンの普及と国内外のネット通販の台頭だ。いまやスマホひとつで、いつでもどこでもすぐに買い物ができるようになった。リアル店舗を持つ多くの流通事業者に対しても同等の手軽さ、便利さが期待されている。流通事業者にとっては、そうした消費者の期待にどう応えていくか、またいかに消費者を囲い込むかは大きな課題だ。
NTTデータでは、国内最大のキャッシュレス決済総合プラットフォーム「CAFIS(キャフィス)」をコアソリューションとして、こうした流通事業者の課題に応える新たなサービスを次々と打ち出している。
「CAFIS」はクレジットカード市場の拡大を見据えて、1984年2月にサービスを開始。以来、セキュリティ、インバウンド、業務効率化などのテーマに沿って、店舗の課題を解決するための機能を次々と追加。さまざまな業態の加盟店と、国内ほぼすべてのクレジットカード会社、金融機関を結び、24時間365日、休むことなく日本の決済シーンを支えている。
月間処理件数は今も伸び続けており、2018年12月には8億件を超えた。
「CAFIS」では、クレジットカード、デビットカード、ハウスおよび国際ブランドプリペイドカード、国内電子マネー、海外ローカルカードなど次々登場する決済手段にいち早く対応してきた。2019年春には、QRコード決済のAlipay、WeChat Pay、さらには、国内コード決済の、Origami Pay、d払い、pring(プリン)、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ(アプリ決済)にも、1台の決済端末または1つのインターフェースで一元的に対応する予定だ。
スマホ形状のハイブリッド型端末が登場
据え置き、モバイルの両方に対応
CAFISでは決済手段の拡充だけでなく流通事業者の課題に応えるため、店舗での顧客接点・消費者の顧客接点の両面から、購買体験の向上と効果的な囲い込みを実現するソリューションを取りそろえている。
まずは、店舗での顧客接点となる決済端末だ。各種決済機能をオールインワンで搭載したクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch(キャフィスアーチ)」である。「CAFIS Arch」はクラウド型であるため、進化の激しい決済手段の追加に迅速に対応することが可能だ。また、Android端末である特性を活かし、決済機能に限定しない付加価値機能や業務アプリとの連携も可能としており、リアル店舗を運営する流通・サービス業の業務を、全方位から支援する。
クレジットカード情報を取り扱う店舗が2020年3月までに対応を義務付けられているクレジットカード情報の非保持化に関しては、「CAFIS Arch」は外回りで対応する。店舗の既存のPOSと「CAFIS Arch」を、POS連動で接続することにより、決済機能を外出しすることができ、店舗の非保持化対応のコストや手間を低減できる。
内回り対応の場合は、POS端末改修やオペレーションの変更が伴いコストも時間も要するため、対応の期限が近づいた今、ニーズが高まっているのは外回り対応である。
また、レジ周りのスペースは限られているため、多くの店舗では何台も端末を設置するのは物理的に不可能。そのため、1台で多くの決済手段に対応するマルチ機能の端末が求められている。
「CAFIS Arch」端末は、外回り対応と省スペースという2つのニーズに一手に応える機種をラインナップしている。そして今春、POS接続の据え置き型としてもモバイル型としても利用可能なハイブリッド型の機種が加わった。台湾・Castles Technology社製のSATURN(サターン)1000Eをベースに、FeliCa対応など国内向けの機能を搭載し、「CAFIS Arch」仕様にカスタマイズ。昨年秋から大手加盟店で試験を兼ねて先行導入しており、品質は実証済みだ。
ハイブリッド型ということは、多様な決済シーンに対応可能だということ。NTTデータカード&ペイメント事業部課長 冨田誠氏は、「誰でも、どこでも、いつでも便利に決済が行えるPoT(Payment of Things)というコンセプトに基づいて、ソリューションを開発しています」と説明する。非接触ICリーダーライター(FeliCa/NFC対応)、バーコードリーダー、磁気カードリーダー、接触ICカードリーダー、タッチディスプレイ(電子サイン/ソフトPIN)などの機能を内蔵。POS接続が可能なほか、単独で、あるいは、モバイルプリンターとセットで使用することもできる。前述の大手加盟店ではセルフレジとして活用し、繁忙時のレジの混雑緩和に効果を発揮しているという。
「量販店、ホームセンター、多店舗展開している専門店など、POSを導入している加盟店様においても、今後新たな決済サービスを行いたい場合、1台で多様な決済に対応出来ることがメリットになると考えています。省スペースであるばかりでなく、オペレーションもシンプルになり、さらに、コスト的にもメリットがあります。すでにかなりの加盟店様にご評価頂いています。」(冨田氏)
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