2019年3月19日19:30
LINEは、千葉県市川市と、高度な情報通信技術を活用して社会的課題を解決し、市川市の一層の活性化および市民サービスの向上に寄与することを目的に、地域ICT化推進事業に関する包括連携協定を締結したと発表した。
これに基づき、2019年3月19日より「市川市LINE公式アカウント」を開設し、市の情報発信の充実強化を図るとともに、LINEによる住民票オンライン申請実証実験を開始する。
特に、LINEによる住民票オンライン申請実証実験は全国初の取り組みだという。市民は、「市川市LINE公式アカウント」上から、場所・曜日・時間を問わず、24時間いつでもどこでも住民票の写し等の申請が可能となる。手数料の支払いは、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を利用し、キャッシュレスに対応する。申請した住民票の写し等は、後日郵送で自宅に届く。
行政手続の中でも取り扱い件数が多い住民票の写し等の申請において、申請から手数料の支払いまで全てをLINE上で完結することにより、市民の利便性の向上を図り、同時に行政事務の効率化や職員の負担軽減につなげていくそうだ。将来的には、他の手続きもLINEから行えるようにするなど、応用可能なシステム構築を目指す。
さらに、市川市では、2019年4月10日より、市役所手続きのキャッシュレス化を目指し、LINE Payによる窓口支払いも順次導入される予定だ。