2010年10月28日18:40
フルッタフルッタとジェーシービー(JCB)は11月1日から、環境省のモデル事業である「エコ・アクション・ポイント(EAP)」について、生産数が多い環境配慮型の飲食料品・日用品にEAPを発行するサービスを開始すると発表した。
環境省では2008年度から、「国民参加による温暖化対策の切り札」として、さまざまな温暖化対策型の商品・サービスの購入・利用などのエコ活動にポイントを付与し、貯めたポイントを商品に交換するポイントプログラムであるEAPを、モデル事業として推進している。現在、累計53企業・団体が参加、会員数は約30万人となっている。JCBは、クレジットカードのポイントプログラム運営で培ったノウハウを活用し、EAP開始当初から同事業のプラットフォームの運営を行っている。
今回開始するサービスは、従来、メーカーなどの事業者がEAPの対象商品・サービスとするために個別に必要だった登録のプロセスを大幅に簡略化し、事前に登録した原材料を使用した商品については、個別の申請手続きなしにEAPの付与を可能とするものである。事業者にとって温暖化対策型の食品や日用品・化粧品をEAP対象とすることが迅速・包括的に行えるようになり、結果としてEAP対象商品の増加につながることで、消費者は、より幅広い商品でEAPを貯めることが可能となる。
なお、システムについては、JCBが運営するEAPのプラットフォームと連動するシステム(サブプラットフォーム)をフルッタフルッタとJCBが共同で開発し、フルッタフルッタが運営を行う。当初は、フルッタフルッタが販売する「アグロフォレストリー」原料を使用した商品から開始し、今後は他のメーカーの参加も募ることで、対象となる原材料の拡大や、環境に配慮した製造方法、配送方法、パッケージなどへも対応することにより、EAP対象商品の拡大を図る。